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美白有効成分とは?種類と作用、基礎化粧品選びのポイントを解説!

いつもと同じようにメイクしているはずなのに、元気でも肌の色が優れなくなったとお悩みの方はいらっしゃいませんか?若い頃とはファンデーションの色が変わってきたという方も多いでしょう。その理由は肌のくすみにあります。年齢とともに肌は透明感を失ってくすんでくるため、病気をしているわけでもないのに不健康に見えてしまうのです。

また、年齢とともに出てくるシミはファンデーションで隠そうと思ってもうまく隠すことはできません。元気で若々しい肌を取り戻すためには、くすみのない透明肌に戻るよう、美白成分の入った化粧品を使ってケアすることが必要です。

美白有効成分とは

シミやくすみに効果があるものとして化粧品に配合されているものが美白成分ですが、美白成分の中でも厚生労働省が美白に効果があると認めているものが美白有効成分です。厚生労働省が認めているわけなのでその効果は非常に高く、これからできるシミを予防するだけでなく、今できているシミにも効果を発揮するものもあります

美白有効成分が配合された化粧品が薬用化粧品で、医薬部外品として表示されています。美白化粧品の中には美白に効果が期待できる成分が入っていないものもありますが、医薬部外品として表示されているものなら、美白有効成分配合なので安心です。

美白有効成分の働き

美白有効成分は次の3つの作用でシミやくすみを予防したり、薄くする効果が期待できます。

メラニンの生成を抑制する

シミやくすみのもととなるものがメラニンです。美白有効成分はメラニンの生成を抑制する働きがあります。新たにメラニンを作らせないため、シミやくすみを予防する効果が期待できます。

メラニンの還元

これからできるメラニンでなく、すでにシミなどの形で色素が沈着してしまったメラニンに働きかけるのが、メラニンの還元です。メラニンの還元によって、シミやくすみを薄くする効果が期待できます。

メラニンの除去や排出

メラニンが発生することによってシミやくすみはできますが、できたメラニンを除去、または排出することができればシミやくすみを防ぐことができます。

主な美白有効成分の紹介

美白有効成分にはさまざまなものがあります。美白化粧品に多く配合されている特に有名な成分を3つご紹介します。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体には抗酸化作用があり、高い美白効果が期待できます。できてしまったメラニンを還元する効果も高いため、色素沈着を防いで、シミやくすみに効果を発揮します。その他にも、肌を滑らかにしたり、皮脂の過剰な分泌を抑える効果も期待できます。

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ビタミンCは果物や野菜などに多く含まれているため、食事の中から摂取することも可能です。しかし、ビタミンCの入った食べ物を摂取しても体全体に成分が行き渡るため、肌だけに効果を発揮してくれるわけではありません。またビタミンCは非常にもろい成分のため、ビタミンCのままでは肌の奥まで成分が届きません。

ビタミンCの効能はそのままに、肌に浸透しやすいように低分子化したものがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体にすることで肌への浸透性が高まり、コラーゲンの生成に働きかけ、肌トラブルを防いで、明るく透明感のある美肌に導くことができます

アルブチン

コケモモやナシ、ウワウルシなどに多く含まれている美白成分がアルブチンです。美白効果が高いことで知られているハイドロキノンにブドウ糖を結合したものです。

シミやくすみのもとであるメラニンが活性化するときには酵素チロシナーゼが生成されます。アルブチンは酵素チロシナーゼを抑える働きがあるため、シミやくすみができにくく、肌を白く守ることができます。アルブチンは肌の刺激が少ないため、安全性が高い美白成分としても知られています。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは、イチゴや麦芽、コーヒーなどに含まれている成分で、肌の酸化を抑える作用があり、シミを作らせない効果が期待できます。メラニンを生成する酵素チロシナーゼを抑えてシミを作らせないだけでなく、メラニン色素を作るメラノサイトに働きかけるため、すでにできているシミを薄くする効果も期待できます

美白化粧品選びのポイント

美白化粧品にはいろいろな種類があり、その中から自分にあうものを選ぶ必要があります。まだ目立つシミはないけれどできるかもしれないシミを予防するために使いたいのか、現在できているシミが気になっていてシミを薄くしたいのかによっても、選ぶ美白化粧品は違って来ます。まずは自分の肌を見て、何の目的で美白化粧品を使うのかをはっきりさせることが大切です。

また、美白化粧品に含まれている美白成分の種類や配合の仕方についてもチェックが必要です。高い効果が期待できる美白有効成分の中には刺激が強いものも多く、肌トラブルを起こす可能性もあります。カプセル化など有効成分の刺激を抑える工夫がなされたものや、場合によってはマイルドな成分を選ぶなど、効果の高さと肌へのやさしさを上手に両立させて行きましょう。

値段だけじゃダメ!成分をしっかり見て美白化粧品を選ぼう

美白効果の高い成分が入った美白化粧品には高価なものが多いです。しかし、値段が高いだけで成分を調べてみると、効果はそれほど高くないものも存在します。化粧品の値段が高いと効果が高いものと考えてしまいがちですが、値段やブランドだけでなく、どんな成分が入っているか、内容をしっかりチェックしてくださいね。

また他の人には効果が高い美白化粧品でも、自分の肌に合うかどうかはわかりません。強い成分が入った美白化粧品は特に敏感肌の方が使うとトラブルを起こしやすいため、特に慎重に選ぶ必要があります。美白化粧品は肌トラブルが起きないかどうか、様子を確かめながら使うことが大切です。

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