女性の薄毛は治る?治りやすい理由と対策をタイプ別にご紹介!

薄毛と言えば男性特有の悩みで女性には関係がないと言うイメージがありますよね。実は、薄毛に悩んでいるのは男性も女性も同じです。女性の場合は特に、自分の髪が薄いことに不安を覚えていても、誰にも相談もできず、何も対策もできずにいることも多いようです。

しかし女性の薄毛は男性とは違って治ると言われています。きちんと対策を考えて毎日お手入れをしていると、髪は元気を取り戻して若い頃のようなボリュームを取り戻すことができますよ。なんだか髪型が以前のように決まらなくなった、など薄毛に悩んでいる女性は、薄毛対策を早速始めましょう。

女性の薄毛は治りやすい!

男性の薄毛も80%は治ると言われていますが、女性の薄毛はさらに治りやすいことがわかっています。なぜ男性と女性と治る率が違うかと言うと、男性と女性では薄毛の原因が異なるためです。

男性の薄毛は男性ホルモンが原因であることがほとんどで、AGAと呼ばれる男性型脱毛症が約9割を占めています。男性ホルモンの一種「テストステロン」が5αリダクターゼという酵素の働きでジヒドロテストステロンに変化します。これが毛母細胞の中にあるレセプターと呼ばれる受容体と結びつくと毛母細胞の細胞分裂が抑制されるため抜け毛が増えて薄毛の原因となるのです。

これに対し、女性の薄毛の原因は生活習慣や頭皮環境によるものが多いのが特徴です。

  • 間違ったヘアケアやパーマ、カラーリングなどをしすぎて髪や頭皮にダメージを与えてしまった
  • 産後ホルモンバランスが崩れた
  • ダイエットなどをして栄養不足になったり、寝不足で代謝が悪く血行不良になった

このように女性に薄毛の原因はさまざまですが、生活習慣ならば改善すれば良く、髪にストレスを与えているのならカラーリングなどを控えれば良いですよね。女性の薄毛は原因を取り除くことが容易で気をつけるだけで治すことができるため、男性よりもずっと治りやすいのです。

女性の薄毛はどれくらいで治る?

薄毛対策を始めて比較的早い段階から効果が出る人もいれば、人によっては効果が現れるまでに時間がかかる方もいます。個人差はあるものの、一般的には薄毛が治る目安は約6ヶ月だと言われています。人の肌は28日ほどで1周して新しい肌に生まれ変わるというターンオーバーを繰り返していますが、髪の成長も同じです。髪はヘアサイクルという周期で生まれ変わりが繰り返されています。髪の生まれ変わるヘアサイクルは4年から6年と肌に比べてかなり長い期間が必要です。

薄毛の方は成長期が短く、まだ伸びないうちに抜けてしまうので短くて細く抜けやすい髪が多い特徴があります。また、髪の毛の場合は髪の場合は1ヶ月に1cm伸びる程度のため改善効果が実感しづらいのです。1ヶ月程度で効果がわかることの多い化粧品に比べ、薄毛対策の場合は目に見えて効果が実感できるまでの期間が長い点は理解しておきましょう。

ただし、対策を始めて1ヶ月くらい経つと「いつもお風呂に入るとごっそり抜けていた薄毛が減ってきた」「産毛が生えてきた」などの変化を感じ始める人も少なくありません。薄毛はすぐに治るものではありません。頭皮や髪に表れた変化を見逃さず、楽しみながら段階的に直していくのがポイントです。

治りやすいのはどれ?女性の薄毛のタイプ

女性の薄毛には次のようにいくつかの種類があります

  • びまん性脱毛症
  • 牽引(けんいん)性脱毛症
  • 分娩後脱毛症
  • 粃糠(ひこう)性脱毛症

それぞれの特徴と原因、効果的な対策を見て行きましょう。

びまん性脱毛症

女性の薄毛の中でも最も多いタイプがこのびまん性脱毛症です。頭頂部が薄くなって分け目がはっきりしてくるのが特徴ですが、ひどくなれば地肌が見えるほど薄くなることもあります。一部分だけでなく髪全体に薄毛が広がるために、最初はあまり気が付きません。鏡を見て薄毛だと気がついた頃には、かなり薄毛が進んでいることが多いです。

原因

現代人はストレスにさらされて日々を送ることが多いですが、ストレスがたまるとホルモンバランスや自律神経が乱れて血行が悪くなり、薄毛につながります。また、無理なダイエットを続けて栄養が不足している、寝不足が続いて女性ホルモンのバランスが崩れることも、びまん性脱毛症の原因になります。

髪は女性ホルモンによって成長が促されます。けれど女性は年齢とともに女性ホルモンが減少しますから抜けやすくなりますし、若い人は経口避妊薬であるピルを服用することで、女性ホルモンが減少して抜け毛が増えることもあります。

対策

まず必要なのはびまん性脱毛症の原因となっている生活習慣を改善することです。質の良い睡眠をとるために日中はなるべく日光に当たり、寝る直前は目を興奮させないようにテレビやスマホは見ないこと、就寝前6時間はコーヒーなどのカフェインを控えるようにしましょう。

健康のためには食べ過ぎはよくありませんが、だからといってダイエットをしすぎると栄養が不足して髪を成長させることができません。肉や魚、牛乳、大豆などタンパク質はしっかり摂ること、わかめやコンブなどの海藻類でミネラルをとりいれ、バランスの良い食生活を送るようにしてください。

生活習慣を改善したら、後は育毛剤を使って髪に栄養を補充すれば、さらに効果は倍増です。

牽引(けんいん)性脱毛症

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髪をいつもポニーテールやポンパドールにしているなど、髪を引っ張る髪型をしていることが多い人に起きる薄毛が、牽引性脱毛症です。牽引性脱毛症になってしまったら、髪を結ばないでいても脱毛症はなかなか止まりません。

原因

髪型を整えるために引っ張ってポニーテールなどを作ったり、いつも帽子をかぶっていて髪の毛を押しつぶしていると、頭皮が緊張してしまって引っ張られた部分は炎症を引き起こすなどのダメージが加えられます。その結果、血行障害が引き起こされて頭皮から髪に栄養が伝わらなくなり、抜け毛が増えます。

対策

牽引性脱毛症ならば、まず頭皮や髪に負担となっているヘアスタイルを変えることが必要です。髪型を変えればすぐに効果が現れるわけではありませんが、ヘアスタイルを変えないことには効果が現れませんから、髪や頭皮に刺激がない髪型に変えましょう。

もう一つ必要なのは頭皮マッサージです。牽引性脱毛症の方は頭皮が元気を失って血行が悪い状態にありますから、頭皮マッサージで良い刺激を与えて、髪に栄養が届くようにしましょう

分娩後脱毛症

出産した後、一時的に髪がたくさん抜けるようになるのが分娩後脱毛症です。出産後1年ぐらいすれば元の状態に戻りますが、急に髪が抜けるようになったために驚く方は多いです。

原因

分娩後脱毛症の原因はホルモンバランスの乱れです。妊娠中は女性ホルモンの動きが活発になりますが、出産をすると急に女性ホルモンが減るためにバランスが崩れて髪の毛にも影響が現れます。

対策

分娩後脱毛症は他の脱毛症とは違い、普通に生活をしていれば半年から1年ぐらい待てば自然に回復します。しかし、中にはなかなか薄毛が止まらない人もいます。産後はストレスも溜まりがちですが、そのせいで薄毛が止まらない場合もありますから、「治るものだから」と思ってあまり悩まず、様子を見るようにしましょう

粃糠(ひこう)性脱毛症

粃糠とはあまり聞き慣れない言葉ですが、米ぬかのことを指します。粃糠性脱毛症の粃糠はフケのことです。フケが大量に発生すると、毛穴が塞がれてしまうために頭皮は炎症を引き起こして髪が生えなくなって薄毛が引き起こされます。

原因

ホルモンバランスの乱れや肌に合わないシャンプーを使うなどの原因で脱脂性皮膚炎になると、初期症状としてフケが増えます。また、地肌の皮脂が不足していても肌荒れからフケが増えることがあります。一度粃糠性脱毛症にかかってしまうと、元の状態を取り戻すためにかなりの時間がかかることが多いです。

対策

まずできることは頭皮環境を整えることです。洗浄力が強すぎるなど刺激のあるシャンプーは使わずに肌に優しいシャンプーに変えること、タンパク質やミネラル、ビタミンを積極的に摂るなど食生活を見直すことを考えましょう。もし症状がひどい場合は、皮膚科を受診して治療を受けることも必要です。

円形脱毛症

髪の毛が円形に抜ける脱毛症が円形脱毛症です。「10円ハゲ」などと言われるように10円大であることが多いですが、それ以上の大きさになることもあります。一箇所だけ抜ける単発型と、二箇所以上抜ける多発型があり、年令や性別に関係なく突然起こるために驚くことが多いです。髪だけでなくひげなどがが円形に抜けることもあります。

原因

以前は円形脱毛症はストレスによるものだと考えられてきましたが、最近ではストレスは引き金に過ぎず自己免疫疾患で起こると説明されます。Tリンパ球は毛根を異物と勘違いしてしまって攻撃を加えてきます。その結果、毛根は傷んで髪を伸ばすことができなくなり、元気だったはずの髪の毛が抜けてしまうのが円形脱毛症です。

対策

円形脱毛症を完全に治る治療法は確立されていません。しかし、髪や頭皮を元気にするために出来るだけのことをしましょう。ストレスを溜めないことはもちろんですが、化学物質の入ったものを摂取することを避けることも必要です。食べ物も化学物質のあまり含まれていない自然食を中心にすること、そしてシャンプーも刺激のあるものが入っていない天然成分で作られたものを使うようにしてください。

円形脱毛症が単発であれば自然に治癒することも多いですが、2つ以上の多発型の場合はなかなか治りません。医療機関を受診して、適切な処置を仰ぎましょう。

病気が原因のことも…

薄毛になるのは生活習慣や加齢などの原因だと思っていたら、病気が後ろに隠れていることがあります。甲状腺の機能が低下したことで、髪の毛が抜け落ちることもあるのです。抜け毛が多いだけでなく、最近疲れやすい、体がだるい、むくみがあるなど、他に何らかの症状がある方は、病気が原因かもしれませんから、医療機関で調べてもらいましょう。血液検査をしてもらえば、原因が病気かどうかわかります。

薄毛に気がついたら自分の生活習慣を振り返って改善していこう

薄毛対策と言えば育毛剤が真っ先に思い浮かびますよね。もちろん育毛剤は効果的ですが、それだけでは十分ではありません。女性の薄毛はほとんどの場合、生活習慣の改善やシャンプーの種類を変える、または無理なダイエットをやめれば効果が出てきます。すぐに効果が現れなかったとしても、しばらく努力を続ければ男性の薄毛よりも早く効果は現れるはずです。でも、体調が思わしくないなど他の症状があるなら病気の可能性もあるので、早めに医療機関を受診してくださいね。


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