この記事はPRを含みます

知っておきたい「お墓参りのマナー」時期・時間帯から服装・手順まで

ご先祖様のお墓参りには行っていますか?なかなかお墓参りに行く機会がない人も多いですし、たまにお墓参りに来ても、何からしたら良いのか、そして何を持っていったらいいのか、わからないことも多いのではないでしょうか。

お墓参りにもやはりマナーがあります。お墓参りに行く時間帯や服装、持ち物、手順など、当たり前のようで知らないことも多いお墓参りのマナーについてまとめました。

お墓参りの時期

お墓参りには必ずこの日に行かなければならないという決まりはありません。けれど、一番大切で出来れば行っておきたいのは、お盆と春と秋の2回あるお彼岸です。また命日や月命日、年末にもお墓参りに行きたいですね。すべて合わせると1年に16回と言うことになります。

それ以外にも、人生の節目をむかえる時にお墓参りをする方も多いです。結婚、出産、入学、そして就職など、新しい人生に歩み出す時は悩みや不安がつきものです。けれどそんな時にお墓参りをしてお墓の前でご先祖様に語りかけると悩みが飛んで前向きになれる気がしますね。

 

お墓参りのマナー

お墓参りに行くとき知っておきたいマナーについて、順番に見て行きましょう。

お墓参りの時間はいつがおすすめ?

お墓参りの時間には決まりはないのですが、午前中に行くのが最も良いと考えられています。午後になってから行くということは、ご先祖様への挨拶よりも他のことを優先させていることになりかねません。何よりもお墓参りを大事にしているという気持ちを表すためには、朝出かけて一番に立ち寄るのが良いでしょう。

もちろん、夕方や夜になってからお墓参りをしたからと行ってマナー違反だというわけではありません。しかし、暗くなってからのお墓参りは足場が悪くてけがをすることもあるため、避けたほうが良いでしょう。いずれにしても、お墓参りはちょうど近くに用事があったからなど他の用事のついでに行くのではなく、計画をして行くようにしてくださいね

お墓参りに着ていく服装はどうする?

法事のときの服装は礼服、または黒のスーツになりますが、お墓参りのときには特に服装には決まりがありませんので何を着ていっても大丈夫です。

お墓参りをするのだからきちんとした服装をしなければいけない?と思う人もいるでしょうが、お墓参りではお墓の掃除などもしなければいけませんから、スーツなどよりも普段着のほうが動きやすいのでおすすめです。ただし、なんでも良いといっても派手すぎる色の服などはお墓参りには合いません。他の人の目を引いてしまうような派手な服は避けて、普段着で行くようにしましょう。

お墓参りに忘れてはいけない持ち物は?

お墓参りに持っていく必需品と言えば、お花に線香、そしてお供え物です。お花を持っていく時は、あまり高級なものは避け、花の量も多すぎないように気をつけましょう。お彼岸やお盆の場合は他の親戚もお墓参りに来るため、既に花が供えられていることが多いです。少なめの量ならば足すことができますから、困ることにはなりませんね。

お線香を持っていく時は一緒にろうそくやマッチも持って行くようにします。本数は宗派によって異りますが、何人かで分けるので束の状態で持っていくことをおすすめします。

スポンサーリンク

ご先祖様が好きだった食べ物をお供えする方は多いです。しかしお供え物をそのままにして帰れば食べ物が腐ってしまったりカラスに食われて周りが汚されてしまうことも・・・ お供え物はお参りが終わったら持ち帰るか、お下がりとしてみんなで分けて食べるのがいいですね。

それ以外に必要なものと言えば掃除用具ですが、掃除用具は墓地に備えられていることも多く、用具が置いてあるようならば持っていかなくても良いでしょう。その場合でも細かい所の掃除に役立つので歯ブラシは一本あると便利ですよ。

お墓参りの手順

お墓参りの具体的な手順をご紹介します。

①管理者へ挨拶する

まず最初にご先祖様のお墓を管理してくれている管理者に挨拶を済ませましょう。お寺にお墓がある場合は本堂まで行ってご住職に挨拶します。霊園ならば管理者に一言挨拶するようにします。

②合掌してから掃除をする

お墓参りではお墓の掃除をすることが基本ですが、掃除から始めるのではなく、必ずご先祖様への挨拶として合掌することを忘れないで下さい。

③花を飾りお供え物をそなえる

お供え物をする時は故人が好きなものを半紙を敷いて供えます。ご先祖様が好きだったからと墓石にお酒をかける方もいますが、お酒はお墓が変色したりカビが生える原因になりますから、やめてくださいね。ビールが好きだったからとビールを供えたりジュースを置いたりする場合には、雨が降ったり風で倒れたりしたらお墓が汚れる原因になりますから、お供えする場合は持ち帰るようにします。

④線香を立て、お参りする

お線香を立ててお参りする時は、一人ずつしゃがんでお墓に手を合わせ、ご先祖様へ感謝の気持ちを伝えて冥福を祈りましょう。そのときに近況報告をするといいですし、わかるならばお経を唱えるとご先祖様も喜びます。

家族で参拝した時は誰からお参りをするべきか迷いますが、血縁の濃い順にお参りするようにします。そしてお参りの後は最後に一礼します。全員のお参りが済んだら、水を墓石にたっぷりかけてから合掌礼拝をしてください。

⑤後片付け

お墓参りの最後には、ゴミがないように片付けます。水が残っていても周りにはまいてはいけません。お墓参りの時にお供え物をしたら、片付ける時に持ち帰ります。カラスや野良猫に食われてお墓の管理の方に迷惑をかけないようにするためです。帰る前には火のチェックも忘れずに。ろうそくが着いたままだと火事になる可能性もあります。ちゃんと消えているか確認しましょう。

お墓参りはできれば家族みんなで予定を合わせて!

子供が大きくなると特にお墓参りに行くことが少なくなり、ご無沙汰してしまっているという人も多いでしょう。でも、ご先祖様に元気な姿を見せてあげることは大切なことです。時間をなるべく作って、家族みんなでお墓参りに行ってみませんか?

お参りする時はマナーを重んじ、正しい手順で進めましょう。ご先祖様はお墓参りに来てくれたことをきっと喜んでくれます。自分でもお墓参りを終えるとすっきりしたいい気持ちになりますよ。家族みんなで過ごすひとときを大切にしたいですね。

コメントは受け付けていません。