父の日の意味・由来!花を贈るならおすすめはバラ
仕事で遅くまで働いていることも多いため、どうしても家の中では印象が薄くなりがちなお父さん。でも、父の日には、家族のために頑張ってくれているお父さんに、ありがとうの気持ちでプレゼントを贈りたいですよね。
プレゼントにもいろいろな種類がありますが、花束は女性だけでなく男性ももらうと嬉しいものです。母の日と言えばカーネーションですが、父の日の花は知らないと言う方も多いのではないでしょうか。実は、父の日におすすめなのはバラなんです。
意外に知られていない父の日の由来や意味、父の日におすすめの花と花言葉についてまとめてみました。
父の日はいつ?由来と意味
父の日の始まりはアメリカです。母の日があるのなら父の日も作ってお父さんに感謝する日としよう!そう思ったのは、ソノラ・スマート・ドットという女性でした。
ソノラの父親は、過労で亡くなった母親になりかわって6人の子供たちを再婚することもなく育て上げ、すべての子供達が成人してから亡くなりました。ソノラは兄弟の末っ子でした。「一生懸命に自分たちを育ててくれた父親に感謝する日を作って欲しい」そう思ったソノラは1909年に牧師協会に嘆願して祝典が行われるようになり、1916年に第28代大統領のウッドロー・ウィルソンの演説で、この祝典が世界中に知れ渡るようになりました。父の日が定められたのは、さらに50年以上が経過してからです。
日本に父の日が伝えられたのは1950年のことでしたが、行事の一つとして一般に知れ渡ったのは1980年代です。デパート業界の戦略の一つとして父の日を紹介したところ、その行事が日本中で祝われるようになったそうですよ。
父の日にバラを贈るのはなぜ?
どうして父の日に贈る花はバラなのかは、先にお話した父の日の始まりであるソノラが父親のお墓に供えた花がバラだったからです。ソノラの父親は生前、バラが好きだったそうです。
父の日が始まった頃は、父親が生きている場合は赤いバラ、亡くなっている場合は白いバラと区別していました。そういった点は、母の日の考え方と同じです。
父の日のバラ 色の意味
健在の父親には赤いバラ、亡くなった父親には白いバラで始まった父の日ですが、調べてみると白や黄色いバラを贈る方が多いようです。バラの花には色によって花言葉が違いますが、白や黄色いバラを贈るのはどういう意味があるのでしょうか。
白いバラの花言葉には「心からの尊敬」という意味があります。お父さんへ敬意を表して白いバラを贈ると喜ばれますが、一つ気をつけなけれならないのは、白はお墓に供える色だということです。気にしないお父さんも多いでしょうが、そういうことを気にするお父さんには贈らないほうが良いかもしれません。
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その点、おすすめなのは黄色いバラです。黄色には「献身」「あなたを愛します」という意味があってお父さんへの愛情を示すのにぴったりですし、黄色はイギリスで身を守るという意味がありますから、いつまでも元気でいてください、という意味を込めて、黄色のバラを贈ることが主流となったようです。
日本では1981年から父の日黄色いリボンキャンペーンを行っています。そのことからさらに黄色は父の日をイメージする色となって、今では父の日に贈るのは黄色いバラとすっかり定着しています。
バラ以外におすすめの花
父の日にはアレンジした花束を贈りたい方はバラ以外にどの花を混ぜたらよいか迷いますよね。バラ以外におすすめの花は次の3種類です。
ひまわり(花言葉:崇拝、愛慕)
夏の花の代表とも言えるひまわりは明るくて元気で、まるで太陽のようなイメージがありますよね。お父さんにはいつも明るく私達家族を照らしていて欲しい、そんな思いからひまわりを贈る方は多いようです。ひまわりは身を守る意味がある黄色い花ですから、色としても父の日に合いますね。
ゆり(花言葉:純粋、威厳、子の愛)
花言葉から見てもお父さんに贈りたい百合は、上品で香りも良いですから、花束の中に入っているととてもおしゃれです。部屋に飾ると、ユリの香りが部屋中に広がってとても良い気持ちになります。
胡蝶蘭(花言葉:幸福、純粋な愛)
花束にはなりませんが、一つだけで存在感があって、しかも高級感を感じさせてくれるのが胡蝶蘭です。部屋に置くだけで部屋全体がおしゃれに感じられるため、父の日以外にもギフトとして人気を集めています。
父の日には感謝の気持ちを込めて花を贈ろう
父の日に何を送ろうか迷ったときは、花を贈れば失敗がありません。花ならばお父さんだけでなくお母さんも喜んでくれますから、お父さん、お母さん二人へのプレゼントにもなります。
黄色いリボンキャンペーンから父の日は黄色のバラが一番!と思っている方は多いかもしれませんね。でも、黄色のバラだけでなく花束やアレンジにする時は、他の花と混ぜるのもおすすめですよ。同じ黄色のひまわりを混ぜたり、香りの良い百合を混ぜたり、同じバラでも白いバラと混ぜると、花束はさらに豪華になります。
また、花束より鉢植えが好きなお父さんには、豪華な胡蝶蘭を贈るのも良いかも。胡蝶蘭は自分ではあまり買う花ではありませんから、もらったお父さんはとても幸せな気持ちになって、一番見える場所においてくれますよ。