「寒の入り」とはいつ?寒の明け、寒中見舞いとの関係も解説!

年が明けて少し経ったときに、ニュースなどで「今日は寒の入りです」という言葉を聞くことがあります。寒の入りという言葉の雰囲気だと冬の始まりというイメージがありますが、実際の寒の入りはもうとっくに寒い日が始まっているときですから、どうして寒の入りと言うの?と疑問に思いますよね。

寒の入りについて、そして寒中の行事を合わせてご紹介します。

寒の入りとは

寒の入りは二十四節気から来た言葉です。二十四節気とは、一年を24等分してそれぞれに名前をつけたものです。現在は太陽暦が基本ですが、それでも季節を表す言葉として、二十四節気はカレンダーなどに書かれていたりします。二十四節気の一つである「小寒」と「大寒」をあわせて「寒」または「寒中」という言い方がされますが、その「寒」に入るときが寒の入りです。

寒の入りは寒の初めですから小寒にあたります。大寒が終わって「寒」が終わるときは「寒の明け」です。「寒の明け」が終わってもまだ実際は寒い日が続きますが、暦の上ではいよいよ冬が終わり、春がやってきます。「寒の明け」の次の日は春の始まりを意味する「立春」です。

寒の入りはいつ?

寒の入りは年によって多少のズレがありますが、だいたい1月5日か6日のどちらかです。2019年の寒の入りは1月6日となっています。

現在のところ1月5日か6日で推移している寒の入りですが、2093年以降になると少し早くなって、1月4日か5日となります。

寒中の行事

寒中には寒い時期ならではのことをして過ごす習慣があります。

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寒中見舞い

寒中見舞いとは、寒い冬の時期にお互いの近況報告を兼ねて送る季節の便りです。寒中見舞いは季節の便りとしてというよりも、年賀状をいただいた方へのお返しとして、喪中のときに送ることが多いです。喪中のときは年賀状を遠慮するのがしきたりですが、寒中見舞いならば出すことができます。

寒中見舞いを出す時期は寒の入りから寒の明けまでの間です。日付は多少前後しますが、毎年1月5日から2月4日までに送るものとして覚えておきましょう。それを過ぎてしまうと寒中見舞いではなく、余寒見舞いになってしまいますからご注意ください。

寒中禊

最も寒さの厳しいこの時期に、神社やお寺で行われる荒行が寒中禊です。よくテレビのニュースでも紹介されますから見に行かなくても映像を見たことがある方は多いでしょう。

白装束を着た男性や女性、またはふんどし一丁の男性が冷たい水の中に入って心身を清めます。夏の暑い時期であれば冷たい水も気持ちよく見えますが、寒いからと家の中にこもりがちの人も多い真冬の時期に行われる寒中禊は、本当に見るとすごいですよね。寒中禊は大人だけでなく子供も、男性だけでなく女性も参加します。すごくつらい荒行に見える寒中禊、けれど体験した本人に意見を聞くとどうやら癖になるらしく、「一度体験したらやめられない」とリピートする人も多いようです。

地域の行事ですが、一般の人も参加できるところもあります。興味のある方はチェックしてみましょう。

寒中水泳は?

寒中水泳も、寒中禊のごとく寒中に屋外で泳ぐという水泳大会です。全国各地で寒中水泳は行われ、これもよくニュースで映像が流れます。寒中水泳の寒中とは、もともとは「寒」の時期を指すものではなく、「寒い時期」という意味で使われていました。ですから、寒中水泳とは、特に寒中に限ったものではありません。

けれど実際に寒中水泳は寒中に行われることが多いです。伝統を守るために、健康安全を祈るために、チャレンジ精神を養うために、と理由はたくさんありますが、寒さに震えながら泳ぐ寒中水泳大会は、各地で見かける伝統行事になっています。男性も、女性も、そして子どもたちも、みんな頑張って寒中水泳をします。一年の中でも一番寒いときに、水に入ったりすれば体だけでなく精神も鍛えられて、強く元気になれそうですね。

体力をつけて寒中を乗り切ろう!

寒の入りの時期は冬の真っ只中で、最も寒い時期です。寒さが苦手だという人は毎日がとてもつらいですよね。でも、この寒の時期を乗り越えれば立春になって、暖かい春が訪れます。寒い時期で風を引いたりして体調を崩してしまう人も多いですが、この寒の入りの時期だからこそ、体力を鍛えて風邪を引かないで元気な体を作りましょう。

勇気のある方は寒中水泳や寒中禊にトライしてみてはいかがでしょう?あまりの水の冷たさに震えてしまうかもしれませんが、きっといい経験になりますよ。


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