【大雪とは】いつからいつまで?読み方と意味・由来、行事・食べ物

「大雪」という漢字を見ると、子どもたちを始めとして多くの人が「おおゆき」と読むと思います。実は、もうひとつ季節を表す言葉があるのはご存知ですか?大雪とはいつか、意味・由来から行事・食べ物までご紹介します。

大雪(たいせつ)とは

「大雪」とは、1年を24の季節にわけた二十四節気と言う暦の上で21番目にあたり「たいせつ」と読みます。

暦の解説書である暦便覧によれば、大雪は「雪いよいよ降り重ねる折からなればなり」と書かれています。わかりやすく言い換えると「雪が重なっていくような形で、どんどん降り積もっていく」と言う意味です。大雪の頃は日に日に寒さが増し、雪が降り積もるようになります。動物たちも冬眠に入っていって静かな冬となる、そんな時期です。

二十四節気はさらにそれぞれを3つに分けて七十二候で表すこともあります。大雪は七十二候で表すと次の3つに分かれます。

初候 閉塞成冬(そら さむく ふゆとなる)

「閉塞成冬」とは、空が閉ざされて真冬が訪れると言う意味です。閉ざされるとはどういう空かというと、灰色の冬空を指します。空を見上げると青空ではなく、灰色の冬空が広がって青空を隠しています。この閉ざされた冬空の下、動物たちの動きも少なくなり、静かな冬本番となります。寂しい冬の訪れを感じさせる時期です。

次候 熊蟄穴(くま あなに こもる)

熊蟄穴とは、熊が冬眠に入る時期だということを意味しています。冬になると冬眠をする動物たちは何種類かありますが、その代表的な動物がクマですよね。夏の終わりから冬支度を始めていたクマたちも、いよいよ冬眠に入ります。クマたちは冬眠に入る前に高カロリー、高タンパクのものをたっぷり食べたあと、いよいよこもる準備に入ります。

いったんこもる準備に入るとクマたちはもう何も食事をしなくなります。そうしてお腹をきれいにしてから冬眠に入ります。春になるまでこれから4ヶ月ほどの間、クマたちは冬眠します。

末候 ?魚群(さけのうお むらがる)

?魚群と書いて「さけのうお むらがる」と読み、鮭が群がって川を上ると言う意味になります。鮭はこの時期に産卵の時期を迎えます。鮭たちは群がり、自分が育った川をさかのぼると、産卵をして死を迎えます。

鮭たちは自分たちの子孫を残そうと体がぼろぼろになりながらも懸命に川をさかのぼっていきます。自分の命をかけて子孫を残すために頑張ろうという鮭の姿には感動を覚えますね。

大雪はいつからいつまで?

大雪は太陽黄経が255度のときで、だいたい12月7日と決まっていますが、12月8日にずれることもあります。2018年の大雪は12月7日です。

大雪と言う場合には、始まりの日である12月7日を指すこともあれば、次の二十四節気である冬至までの期間を指すこともあります。大雪の期間はいつかと言えば、2018年は12月7日から21日までの15日間となります。

大雪の行事

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大雪の時期には例年、地域によって次のような行事が行われます。

だるま市(小田原・飯泉観音だるま市)

だるま市は各地で行われていますが、関東地方の中で最も早くだるま市が行われるのが、12月17日と18日、小田原で行われる飯泉観音だるま市です。だるまは縁起物として知られていますよね。いつもは静かな境内ですが、この日は特別賑やかです。境内の中は真っ赤なだるまがたくさん並べられて売られており、多くの参拝客がだるまを買おうと訪れ、健康と幸せを願います。

針供養

12月8日といえばもうそろそろお正月の準備を始めなければ、という時期ですよね。12月8日は2月8日と並んで「事八日(ことようか)」とも呼ばれます。事八日とは「事(こと)」を始めたり納めたりする日のことで、事(こと)の性質によって事始めと事納めが入れ替わります。農作業の場合には、12月8日が事納め、2月8日が事始めです。

昔、農家では12月8日に人々は一年の作業を終えて、使っていた道具を片付け、お正月の準備に入りました。そのときに、この1年の間にお世話になった道具にお礼の意味を込めて供養することが習慣となったのですが、それが針供養です。

お裁縫の道具として欠かせない針は一年間ずっと使うものです。中には折れてしまった針や古くなった針もあります。針供養では、その折れた針や古くなった針にありがとうの気持ちを込めて、豆腐にさしたり、こんにゃくにさしたりして、神社に納めたり、川に流します。そして針供養をして、裁縫が上達しますようにと願うのです。地域によって異なりますが、12月8日または2月8日の事納めの日には、針供養が行われます

大雪の食べ物

大雪のときにはこれを食べなければならない、という決まった食べ物はありません。けれど、まさに冬本番のこの時期は元気をつけるためにも栄養をしっかりつけなければいけませんし、冷えた体をあたためる必要があります。この時期の旬の食べ物には、鍋物にすると美味しいものが並んでいます。

  • 白菜
  • 大根
  • にら
  • れんこん
  • ぶり
  • 筋子

ぶりと大根を合わせたぶり大根などは大雪の食べ物として特におすすめです。体に優しいですし、栄養もたっぷりですよ。

おかぼだき

大雪の頃、京都で食卓にのぼる食べ物に「おかぼだき」があります。おかぼだきとは「かぼちゃの煮物」のことです。この時期に旬を迎えるわけではありませんが、、ほくほくして美味しいかぼちゃは中風よけのおまじないとして振る舞われてきました。寒い季節になると、中風の方は特に痛みがひどくなります。でも、おかぼだきがあれば痛みもなく、元気に年を越すことができそうです。

あたたかいものを食べてお正月の準備を始めよう

動物たちは大雪の季節に入ると春が来るまで冬ごもりに入ります。雪がふらなくても毎日寒いですから、動物だけでなく私達も自然と外に出ることがおっくうになって暖かい部屋の中に閉じこもっていたくなりよね。でも、大雪がすぎるとそろそろお正月がやってきます。

お正月が目の前までに迫ってから慌てて支度をすると、支度が終わらずに正月になってしまうことも・・・慌ただしく年始を迎えることなく心穏やかに年越しをするためにも、大雪が来たら、そろそろ少しずつ正月の準備に入りませんか?

家の中も片付けてスッキリすれば、気持ちよくお正月が迎えられるでしょう。元気になるために旬のぶり大根やほっこり美味しいおかぼだきを食べたら、家族みんなでお正月の準備を始めましょう。


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