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【小暑とは】2018年はいつ?読み方・暑中見舞いとの関係を解説!

梅雨が終わるといよいよ小暑です。本格的な夏が始まる時期で、暑さの苦手な方は「外に出たくない!」と言うこともあるでしょう。食欲も落ちてくるので、食べ物にも気をつけたいところです。

小暑とはいつなのか、何を食べてどんな風に過ごしたらよいのか、暑中見舞いとの関係など、小暑についてまとめました。

小暑(しょうしょ)とは

小暑とは夏が本番を迎える少し前の時期を指します。「小さい暑さ」と書くのでそれほど暑くないと思ってしまいますが、真っ盛りではないものの、小暑の時期から本格的な暑さが始まるのです。

天文学上では太陽黄経が105度の時が小暑で、二十四節気(にじゅうしせっき)で言うと第十一に当たります。次の節気は最も暑い時期にあたる大暑です。

二十四節気をそれぞれ初候・次候・末候の3つに分けたものが「七十二候」です。七十二候では、小暑は次の3つになります。

初候 温風至(あつかぜいたる)

小暑の始まりである初候の時期は、七十二候では温風至と呼ばれます。温風と聞くと熱い風とは違うの?と思ってしまいますが、温風至の温風は湿った暖かい空気です。

梅雨明けの時期には湿った南風がふきます。その風が温風至です。梅雨の時期に吹く風と違い、温風至の風は暖かく湿っています。そしてこの時期の空は梅雨明けをしめす青空です。

次候 蓮始開(はすはじめてひらく) 7月12日頃から

温風至の次に来る次候は蓮始開です。名前にもある通り、蓮の花が咲き始める時期として知られています。

蓮は非常に神聖な花です。泥の中から出てきて水面に葉を浮かべ、美しい花を咲かせる蓮の花は、この蓮始開の時期に咲き始めます。天上の花に例えられ、お盆に飾るご家庭も多い蓮の花が咲き始めると、いよいよ夏本番です。

末候 鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)7月17日頃から

小暑の最後に来るのが鷹乃学習です。学習という言葉が入っているので勉強と関係あるように思えますが、これは鷹が学習をする日です。何の学習をするかと言うと「飛ぶこと」です。生まれてから大体1ヶ月ぐらいが経つとと、鷹の幼鳥も飛びたくなってきますよね。子供の鷹が飛ぶことを覚える時期、それが鷹乃の学習に当たります。

小暑はいつ?2018年は?

小暑は大体7月7日の七夕の日に当たります。なぜ「大体」なのかと言えば、小暑は年によって時期が少し変わることがあるからです。一年は365日ぴったりではなくて、プラスアルファで少しずつ多いですよね。そのため、小暑は七夕の前日や次の日になることもあります。

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2018年の小暑は7月7日です。その前後の小暑の日を見てみると、しばらくのあいだは小暑の日が7月7日になっており、2024年に7月6日になります。それにしてもほとんどが7月7日なのですね。

小暑と暑中見舞いの関係

小暑は暑中見舞いを出す時期でもあります。夏の挨拶状である暑中見舞いは、小暑と大暑の時期に出すのがしきたりです。暑中とは小暑と大暑の両方を指しています。ですから、暑中見舞いは、大暑の時期を過ぎて出してはいけません。

秋の訪れである立秋になると暑中ではなくなります。年によって少し違うときもありますが、だいたい小暑は7月7日、大暑は7月23日頃です。暑中見舞いは暑中に出すものですから、立秋になる前に出しましょう。

「小暑の候」(しょうしょのこう)

暑中見舞いには、決められた時候の挨拶を書きます。それが「小暑の候」です。小暑の候は「これから暑さが厳しくなってく季節です」という意味です。「小暑の候」と暑中見舞いに書くのはいつからなのかと言うと、梅雨が終わって暑中見舞いを書く時期になったらもう「小暑の候」としてください。夏本番である大暑が始まる時期までは、小暑の候という言葉を使いましょう。

小暑の食べ物

小暑の時期はどうしてもこれを食べなければならないというものはありません。しかし、小暑の始まりである7月7日と言えば七夕ですし、小暑の時期にはもう1つ土用の丑の日もやってきます。七夕の日はそうめんを食べると良いと言われていますし、土用の丑の日と言えば、なんと言ってもウナギですよね。

暑くて食欲が無い時はそうめんが食べやすいし、夏バテしやすい時期に精をつけるためにはウナギがおすすめ、ですから小暑にはそうめんやウナギを食べるご家庭が多いようです。

この他にも、小暑の時期にはいろいろな農作物が旬を迎えます。農作物は旬の時期に食べるのが一番美味しいですから、小暑の時期は次のものを食べるのはいかがでしょうか。

小暑におすすめの食べ物

  • 納豆
  • おくら
  • ししとう
  • 枝豆
  • 明日葉
  • うなぎ
  • アオリイカ

小暑の時期は暑さが始まって食欲が落ちることがあります。そんなときは、食欲が無いときでも食べやすい最も美味しい旬の時期の野菜、または精がつくウナギ、食欲がなくても食べやすいそうめんを食べましょう。

小暑には暑中見舞いを書いて、有意義に過ごそう

夏の日差しが熱くなってくると、とたんに家を出ることが嫌になってしまいます。仕事で出かけなければならない時は仕方ないですが、お休みの日などは家でごろごろしているうちに一日が終わってしまうことも。たまにはそんな一日もよいけれど、それだけではそのうち体力がなくなって体調が崩れてしまうかもしれません。

小暑の時期は夏の始まりですから、ここでしっかり食べておかないと、これから先続く夏が乗り切れません。だらだらしているだけで終えてしまってはもったいない!食べて元気をつけ、家にいるときは暑中見舞いを書くなどして、有意義な時間を過ごしてくださいね。

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