長芋と山芋の違いとは?特徴・栄養からおいしい食べ方まで

とろろにしてご飯にかけて食べたり、揚げ物にして食べたり、いろいろな食べ方ができる長芋と山芋。長芋とか山芋と聞くと、「ああ、あのごはんにかけるとろとろしたやつね」と答える人も多いでしょう。でも、果たしてそれが長芋なのか、山芋なのかと聞かれると答えることができない人も多いのでは?

長芋と山芋は同じものではなく別物です。長芋と山芋の違いはいったいどこにあるの?長芋や山芋にはどんな栄養があるの?長芋と山芋についてまとめました。長芋と山芋のおいしい食べ方についてもご紹介します。

山芋とは

山芋とは一種類の芋だけを指すものではありません。ヤマノイモ科に属する芋類の総称が山芋です。山芋の中の一つに自然薯があります。自然薯には日本の山に自然に生えている芋という意味があります。いちょうのような形をした大和芋も山芋の一種です。そのほかにも、つくね芋などこれらもすすべて山芋の仲間です。

特徴

山芋の最大の特徴は粘り気が強いことです。風味も濃いですし、すりおろしただけでかなりネバっとしていて、とろろにして食べるのに適しています。山芋で一つ気を付けなければならないことは、山芋の成分の一つであるシュウ酸カルシウムです。

山芋が皮膚についたらかゆくなったという人もいるかと思いますが、その原因がシュウ酸カルシウムにあります。シュウ酸カルシウムは結晶が皮膚に刺さるとかゆみの原因になり、水で洗っただけではかゆみがおさまらないことがあります。もしかゆみがおさまらなかったら、水で薄めたお酢で洗い流しましょう。

特産地と旬

山芋がもっともとれる地域は北海道と青森です。北海道と青森で全国でとれる山芋の80%以上を占めています。山芋にはいろいろな種類がありますから旬の時期も少しずつ違いがあるのですが、基本的な旬の時期は10月から3月にかけてです。山芋の種類の一つである自然薯は旬の時期が非常に短く11月から1月となります。自然薯は旬の時期が短いだけでなく、曲がった形状をしていて栽培方法も複雑なため、山芋の中でも高価で貴重です。

栄養とカロリー

山芋は非常に栄養価の高い食べ物です。山芋特有のねばねばした粘り気は、胃の粘膜を保護する働きがあり、たんぱく質の吸収をしやすくしてくれます。また、食物繊維やカリウムも豊富な食べ物なので、便秘に悩んでいる人、むくみに悩んでいる人には大きな効果が期待できます。

山芋のカロリーは100gあたり120kal100gあたりの糖質は25gです。

価格

山芋は種類がたくさんあることから、値段も幅広くなります。天然物の山芋である自然薯は1kgあたり4000円とかなり高価です。スーパーの中でもよく見かける山芋は大和芋になります。大和芋であれば、1500円から2000円ぐらいで手に入れることができます。

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おすすめの食べ方

ねばねばしていて風味が強い山芋は、栄養価を失わないためにも生のものをすって食べることが一番のおすすめです。すりおろした山芋はご飯にかけて食べたり、サラダの上にかけたりしましょう。それ以外の方法としては、お好み焼きのつなぎとして使ったり、揚げ物にして、またはソテーにして食べてもおいしくいただけます。

長芋とは

日本でとれた国産のものを山芋というのに対して、長芋は中国から渡ってきた外来種のことを指します。しかし、これには諸説があり、現在日本で流通している長芋は中国のものではなく日本発祥の可能性もあるといわれています。

特徴

山芋と長芋の特徴で最も違いがあるのが粘り気です。山芋がねばねばとかなり粘りが強いのに対して、長芋の粘りけはかなり少なめで水分が多いです。すったものを箸ですくおうとすると、箸についてきて一緒に持ち上がるのではなく、ぼたっと落ちてしまいます。味もあっさりとしています。

特産地と旬

長芋の特産地は山芋と同じく北海道です。北海道では全国でとれる長芋の44.6%を占めています。北海道に続いて多い地域は青森県です。青森県では40.9%をしめているといわれていますから、北海道と青森県で長芋は8割以上を占めていることになります。3番目に多いのは長野県です。

長芋の旬の時期は11月から2月、または雪解けした後の4月から5月です。

栄養とカロリー

山芋と同じく長芋も栄養価が豊富な食べ物として知られています。長芋に含まれている栄養素も山芋とあまり違いはありません。ネバネバした部分は胃腸の働きを助けますし、食物繊維は便秘の改善に効果を発揮します。

長芋と山芋の違いは中に含まれている成分の量にあります。長芋は水分量とカリウムの量が山芋よりも多いです。水分量が多いことから、長芋は夏は夏バテ防止冬は乾燥肌の改善に効果を発揮します。また、カリウムの量が多いことから利尿作用が高く、むくみ防止効果も期待できます。

長芋のカロリーは山芋と比べると少なめで、100gあたりのエネルギーは65kcal100gあたりの糖質は13gです。

価格

長芋の値段は山芋に比べると少し安くお手頃です。スーパーでよく売られている長芋は、1kgあたり1000円前後です。

おすすめの食べ方

長芋は山芋と同じく粘り気がありますが粘り気自体は少なめなため、同じ生でもすってとろろにして食べるよりも刻んだ和え物や酢の物、サラダに入れて食べることがおすすめです。サクサクした食感は長芋ならでは。とろろにしてご飯にかけることもできますが、味は山芋よりも薄めなので、御飯の上にかけるというよりも汁物の上にかけるとよいでしょう。

その他、長芋は火を入れるとホクホクした食感を味わえるので、ソテーや揚げ物にして食べるのもおすすめです。

使い分けておいしく食べよう

粘り気も味も強い山芋に、みずみずしくてあっさりした長芋。どちらも、便秘やむくみの解消効果が期待できる女性にうれしい食材です。味と食感の違いを活かして、料理によって使い分けるのがおいしくいただくコツ。賢く使い分けて、体の中からキレイを目指しましょう。


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