アルコールを出すお店といえば、クラブ、スナック、バー、ラウンジなどいろいろありますよね。でも、それぞれのお店の違いを聞かれると、はっきりとどこが違うか答えられる人は少ないのでは?
クラブ、スナック、バー、ラウンジ、キャバレーってそれぞれどんな違いがあるのでしょうか。提供するものやサービスなどに、違うところがあるのでしょうか?接待などで使われることもあるけれど違いを聞かれると答えられないクラブやスナック、バーやキャバレーについてまとめました。
クラブとは
お酒を飲みながら会話を楽しむという大人の社交場なのがクラブです。男性客を相手にするお酒を出すお店はほかにもありますが、クラブはその中でも料金の設定が高く、キャストの質は非常に高いです。
お客さんに対する気配りも高いレベルが求められており、キャストはただ会話をするというだけでなく、どんな内容の話題でも対応できる知識が求められます。また、クラブは会員制であることが多く、一見では入店を断られることもあります。
同じクラブの中でも高級なクラブと普通のクラブでは異なりますが、年配のお客様が多く高級感が感じられるのがクラブです。
キャバレーとの違い
キャバレーは女性が男性にお酒を注ぐだけでなく、ショーで楽しませる場所です。ですからお店はクラブよりもショーができるよう、少し広めに作られています。また料金はクラブは飲食代+αの支払いが基本ですが、キャバレーはそこに居た時間で料金が割り増しされることが多いです。
またお店で働いている人数はクラブは10名程度に比べ、ショーなどをする分だけキャバレーは多く、100名以上の女性が働いていることも多くなっています。
ラウンジとの違い
客層はクラブとあまり差はありませんが、少し年齢層が下がるのがラウンジです。
ドリンクなどもクラブよりも少し低く、内容的にも料金設定に合っているのでクラブほど高級すぎるイメージはありません。クラブと違って会員制というイメージはなく、置いているドリンクもクラブほど高くはありません。
スナックとは
ママがいて、カウンター越しに、水割りなどを作ったりして対面接客をするのがスナックです。
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料金はセットになっていて、ママお手製のものや乾きものなどのお通しに、氷やミネラルウォーターなどの割りものが含まれています。ボトルを入れてキープをすれば、ボトルがある限りは基本のセット料金だけでずっと飲むことが出来ます。
お店の中では指名をすることはなく、ママや隣り合った客と話をしたりカラオケをしたりして楽しみます。客の年齢層は高めです。
バーとの違い
バーもスナックと同じく酒や会話を楽しむところですが、会話よりも酒を楽しむのがバーです。バーでは酒を味わうことが一番の目的、スナックは会話やカラオケを楽しむことが主目的です。
スナックとバーは風営法上でも違いがあります。0時以降も開いている店も多いですが、基本的にスナックは接待の定義に当てはまるので0時を超える営業はできないとされています。しかしバーは接待ではなくあくまでお酒の味を楽しむお店ですので、0時以降の営業も認められています。
バーの中でもガールズバーはまた少し違い、接待になるので風営法上ではスナックと同じです。しかしガールズバーにはスナックのようなママがいません。形態はキャバレーに似ており、スナックのように会話を楽しむというより「色」を売りにしているところが大きいです。
クラブとスナックの違い
クラブはホステスが客の横に座って接待をする店です。お客に対して担当のホステスが付き、お客は酒を飲みながらホステスとの会話を楽しんで過ごします。クラブにはホステスたちを仕切るママがいます。
クラブの料金は高額で、特に高級クラブなどでは会員制のところも多く、会員の紹介がなければ入ることもできない店もありますし、服装にドレスコードが求められることもあります。仕事の営業や接待の場として使われることも多いです。
一方、スナックはクラブのようにボックス席があるところは少ないです。カウンター越しにママと客が会話を楽しみ、店長はママと呼ばれる女性であることがほとんどです。客はママやほかの客と酒を飲みながら会話を楽しんだり、カラオケをしたりします。ママ一人でお店をやっているところも多いです。
違いを知って、行く店を選ぼう
接待などでも使うことがあるお酒を出す夜のお店。クラブやスナック、バー、ラウンジ、お店はたくさんあるし、いろいろな形態があるからどこに行ったらいいのか迷いますが、お店は目的に応じて選ぶべきです。
落ち着いたお店で大人の女性とお酒を飲みたいならクラブですし、経験が豊富なママとの会話を楽しむならばスナック、お酒を楽しみたいならばバー、落ち着きも欲しいけれどクラブはちょっと高級すぎるというならばラウンジ。違いを知ってお店を選んで楽しくお酒を飲みながらの時間をお過ごしください。