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ハッシュドの意味は?ハッシュドビーフとハヤシライスの違いを解説!

ご飯の上に何かかけて食べることが好きな人って多いですよね。その中でも洋風のものといえばカレーライスやハヤシライス、ハッシュドビーフなどがまず思い浮かびます。ここで改めて、カレー、ハヤシ、ハッシュドビーフを思い浮かべてみると、カレーは違いがわかっても、ハッシュドビーフとハヤシライスって違いが何かわかりますか?

ハッシュドビーフとハヤシライスって元々同じで呼び方が違うだけじゃないの?と答える方もいるでしょう。ハッシュドビーフとハヤシライフは果たして同じものなのか、違うものなのか、そもそもハッシュドとはどういう意味なのか、しょっちゅう食べていてもわからない人も多いハッシュドビーフについて考えました。

ハッシュドの意味

ハッシュドの「ハッシュ」はHushには次のような意味があります。

肉などを細かく切る、めちゃくちゃにする、台無しにする、古い材料を作り直す、とことん話し合う

ですから、ハッシュドビーフやハッシュドポテトなど料理に使われるハッシュドには、肉など材料が細かく刻まれた、という意味があるのです

ハッシュドビーフ

薄切りの牛肉と玉ねぎを炒めてから赤ワインとドミグラスソースで煮たものがハッシュドビーフです。西洋風の料理ですからどこの国で作られたのものなのか、と思いきや、ハッシュドビーフは日本生まれの西欧風料理です。

ハッシュドビーフという料理は実際に西欧にもあるのですが、日本で食べられているドミグラスソースで煮たハッシュドビーフは西欧のハッシュドビーフとは違い、日本生まれの食べ物のようです。ちなみに、西洋のハッシュドビーフとは細かく刻んだ野菜と肉を煮込んだ料理になりますから、日本人からするとちょっとイメージが違いますね。

ハッシュドポテト

朝食などで食べることもあるハッシュドポテトは、ハッシュドポテトという言い方のほかに、ハッシュポテトやブラウンポテトと呼んだりもします。アメリカではハッシュブラウンという呼び名が一般的で、ハッシュドポテトと言っても通じないかもしれません。

中はサクサク、表面がカリカリしていて何ともおいしいハッシュドポテトは、みじん切りしたジャガイモを、小麦粉をつなぎにして円盤型や小判型にして食用油で揚げて作ります。味付けとしてトマトケチャップを使うことが多いですが、冷凍食品などで売られている既製品のハッシュドポテトは軽い塩味が付いた状態で売られているため、特に何もつけなくてもおいしく食べることが出来ます。

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ハヤシライスとは

ハヤシライスは、薄切りにした牛肉と玉ねぎをブラウンソースで煮込んでご飯の上にかけてたべる料理です。実際にはドミグラスソース、またはトマトソースを使うことが多いです。

ハヤシライスはその原型が明治の初めから存在していたのでは、と言われていますからかなり歴史が長いです。どうしてハヤシライスという名前が付けられたかについてはいくつかの説があります。

ハヤシライスが誕生した当時はまだ日本に牛肉文化が根付いていなかったため、食べると早死にすることからハヤシライスと付けられたのではないか、という説もありますが、一番有力な説はハヤシさんが考案したライスだからというものです。

ハヤシさんとは丸善を創業した早矢仕有的氏のことを指します。早矢仕さんは丸善に勤めている丁稚たちに夜食として出していた肉や野菜を煮込んで米にかけた料理を、最初は醤油や味噌で煮込んでいましたが、ドミグラスソースに出会って現在のようなハヤシライスに作り上げたと言われています。

ハッシュドビーフとハヤシライスの違い

ハッシュドビーフとハヤシライス、どちらも作り方を見ると薄切りにした牛肉と玉ねぎをドミグラスソースで煮た料理、となっていますから、材料も作り方も同じです。では、この2つは全く同じ料理で、ただ呼び名だけが違うものなのか、悩みますが、ハッシュドビーフとハヤシライスの違いは、非常にあいまいで明確ではないようです。

ハッシュドビーフは大人向けのドミグラスソースで作るし、ハヤシライスは子供も食べやすいトマトソースやトマトケチャップをベースに作っているのではないか、という人もいますが、実際にドミグラスソースで作るハヤシライスもありますし、トマトソースで作るハッシュドビーフもありますから、何とも言えません。

ハヤシライスはハッシュドビーフウィズライスからその名前が来ているのではないか、とも言われたりしますから、ご飯にかけずにそのままかけて食べるものがハッシュドビーフ、ご飯にかけたものがハヤシライスという考え方もあります。いずれにしても、ハッシュドビーフとハヤシライスにははっきりこれと言った違いはないので、気分で言い分けてもいいのかも。

日本生まれの洋食を楽しもう

ハッシュドビーフと聞くとちょっとおしゃれな大人な感じがしますし、ハヤシライスと聞くと大人から子供まで喜ぶ家庭料理のイメージがありますよね。お子さんと一緒に食べるときはハヤシライス、大人だけの夕食ではハッシュドビーフ、そんな風に食べる相手によって言い方を変えると、同じ食べ物でも味まで変わるような感じがしませんか?

ハッシュドビーフにハヤシライス、市販のルーもたくさん売っていますから簡単に作れてみんなが喜ぶ料理です。これからもどんどん食卓に登場させてあげてください。

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