トマトスープとミネストローネの違いは?簡単レシピもご紹介!
野菜を使って作ったスープは、あまり野菜が好きではない人も食べやすく、栄養たっぷりでヘルシーで人気があります。
野菜を使ったスープの中でも定番のものと言えばトマトを使ったスープです。
トマトを使ったスープと言うと、トマトスープやミネストローネが頭に浮かびますが、トマトスープとミネストローネはどこが違うの?と言われるとわかりますか?
どちらもトマトを使って作った赤い色をしたスープだし、具を見ても野菜がいっぱい入っているところも同じ。
じゃあ、どこに違いがあるの?トマトスープとミネストローネの違いについて考えました。
トマトを使った料理だからトマトスープなのはわかるけれど、ミネストローネはそもそもどうやって生まれたの?
ミネストローネは食べたことがあるし名前も知っているけれど、実はよくわかっていない人も多いかもしれません。そんなミネストローネについても詳しくお話しします。
ミネストローネとは
ミネストローネは具が多いものという意味のミネストラから来ています。ミネストラという具がたっぷりなスープの中に、具としてパスタ類や米などが入ったものがミネストローネです。
具がいっぱい入っているミネストローネに対し、野菜があまり入っていないスープはミネストリーナと呼ばれています。ミネストリーナは日本で言えばおかゆのようなもので、病院食などでよく出されます。
ミネストローネの中に入っている具材の中でもベースになるものは玉ねぎやニンジン、セロリです。
それ以外に入れるものはキャベツ、ジャガイモ、ズッキーニ、冬であればカブや大根、ホウレンソウに白菜、白ネギなどが入ります。
野菜は薄切りや角切りにして炒めてから、水に塩、コショウ、トマトを入れて、野菜が柔らかくなったら味を調えてできあがりです。
食べるときにはオリーブオイルをかけていただくのがイタリア流のミネストローネの食べ方になります。
トマトスープとの違い
スポンサーリンク
ミネストローネとトマトスープ、2つは同じものじゃないの?という人もいらっしゃるでしょう。たしかに、ミネストローネとトマトスープは見た目にも似ていますよね。
けれどミネストローネは必ずしもトマトが入っている必要はないのです。たしかにトマトが入ったミネストローネは多いですが、トマトの入っていないミネストローネも存在します。
ミネストローネは野菜が入っているスープであればよいので、特にトマトが入っていなければいけない、というものではないのです。
ミネストローネは野菜だけでなく、さらに小さなパスタなどが入っていることが多いです。
日本では真っ赤なトマトスープのイメージがあるミネストローネなのですが、イタリアに行くとトマトが入っていないミネストローネや、
トマトは入っているものの、あまり色はついていないミネストローネが多いようですよ。アレンジを楽しむのもおすすめです。
ミネストローネの簡単レシピ
トマトを入れるときは缶詰を使うと楽ちんです。トマト缶を使った簡単レシピをご紹介します。
ミネストローネの材料(2人分)
- じゃがいも 1個
- にんじん 1/4本
- セロリ 1/2本
- 玉ねぎ 1/4個
- にんにく 1かけ
- ホールトマト缶詰 1缶
- スパゲティ20g
- ジャガイモやニンジンは皮をむき、セロリは筋を取ります。ジャガイモ、ニンジン、セロリ、玉ねぎを1㎝角に切り、にんにくはみじん切り、スパゲティは3㎝ほどに折ります。
- オリーブオイルとみじん切りのにんにくを鍋に入れて弱火にかけ、香りがたったらジャガイモ、ニンジン、セロリ、玉ねぎを加えて中火で炒めます。野菜がしんなりしたらホールトマトを入れて炒め合わせます。
- 水を11/2カップ、洋風スープの素を加え、煮立ったらスパゲティを加えて中火で10分ほど煮たら、塩コショウを加えて味を調えたら完成です。
ミネストローネは余ったらリメイクも可能です。ご飯ととろけるチーズを加えてレンジでチンすればトマトリゾットに、パンやパン粉を加えてトースターで加熱すればグラタンにもなりますので、お試しください。
栄養たっぷりでヘルシー!ミネストローネを食べよう
野菜たっぷりのミネストローネはおいしくてヘルシーで、おすすめのメニューです。
具だくさんでおしゃれなスープなのに、そんなに手がかからずに簡単に作れてしまうのも魅力です。体調がよくないときも栄養はしっかり取っておきたいですよね。
食欲があまりない時もスープなら飲めますから、野菜たっぷり具だくさんのミネストローネを作れば、おなかもいっぱいになって心も体も満足できます。
トマトがないとミネストローネが作れない、ということはなく、冷蔵庫を見てみて野菜がたくさん残っていれば、残り野菜を使ってミネストローネは作れます。
具材によって味わいが変わってまた違うミネストローネになるかも。いろいろな野菜を使ってミネストローネを作ってみてください。
ミネストローネを極めるのも楽しいかもしれませんよ。