この記事はPRを含みます

手羽先と手羽元の違いは?特徴からおいしい食べ方までご紹介

鶏肉の中でも骨付き肉が大好き、という人もたくさんいらっしゃるのでは?

鶏の骨付き肉は値段も手ごろですし、焼いてもおいしいし煮てもおいしい、と家庭料理でも多くの人が使っている定番の食材です。

でも鶏の骨付き肉には手羽先と手羽中、そして手羽元がありますよね。スーパーではそのものを見て買っているので、自分がいつも食べている鶏手羽はその中のどれなのか、よくわからないで食べていたりしませんか?

鶏の手羽先、手羽中、手羽元とはそれぞれどこの部分なのでしょうか?

これからはちゃんと違いが分かって使い分けられるようにそれぞれの特徴についてまとめました。おいしい食べ方も併せてご紹介します。

手羽先とは

項目 説明
定義 鶏の翼の先端部分で、関節から先が特徴
形状 くの字に曲がっている
主な栄養素 たんぱく質、ビタミンB群、ビタミンA、鉄、カリウム
特徴 ゼラチン質と脂肪が多く、美容に効果的
おすすめの食べ方 揚げ物(特に名古屋名物のから揚げ)、煮物
煮物の利点 良い出汁が出る、身離れがよい
最小必要量でのスープ 手羽先が3本あれば化学調味料不要でおいしいスープが作れる

手羽先とは、「先」という文字がついていることからわかるように、鶏の翼の中でも先の部分にあたります。間に関節の部分があることからくの字のように曲がっている形が特徴です。

関節から先の部分はゼラチン質と脂肪が多く含まれています。

手羽先に多く含まれている栄養素はたんぱく質やビタミンB群、ビタミンA、鉄、カリウムなどです。皮が厚くて肉が少なめですがうまみがあり、じっくり煮込めばよい出汁が出ます。

ゼラチン質が多くコラーゲンも含まれていることから、美容に効果的だと言われています。

手羽先のおいしい食べ方

手羽先は炒め物、揚げ物、煮物といろいろな料理に使うことが出来ますが、おすすめなのは揚げ物や煮物です。

手羽先の揚げ物は名古屋名物の手羽先のから揚げでも有名です。

手羽先は煮込むと身離れがよくなりますので煮物にするとおいしく食べることが出来ますし、良い出汁が出ますから、手羽先が3本あれば化学調味料やだしの素がなくてもおいしいスープが出来上がります。

 

手羽中とは

項目 説明
定義 手羽先の太い部分で、先端を取り除いた部分
肉の量と食べやすさ 肉が多く、柔らかくて食べやすい
焼き鳥での呼び名 イカダ
骨の状態 2本の骨があり、一本を抜いた形状は「チューリップ」と呼ばれる
おすすめの食べ方 煮物、揚げ物、焼き物
特に人気の料理 鶏スペアリブ、手羽中ハーフ、チューリップのから揚げ
塩焼きのポイント 骨に沿って切れ込みを入れて焼く
煮物のコツ お酢を入れたたれで大根と煮ると、肉が柔らかくなり旨味がしみる

手羽中は手羽先の一部です。手羽先は関節でくの字に折れていますが、くの字に折れた先端部分を取り除いた太い部分を手羽中と呼んでいます。

手羽先の中でも肉の多い部分がこの手羽中の部分ですし、柔らかくて食べやすいのが特徴です。

手羽中は焼き鳥にすると「イカダ」と呼ばれています。縦に半分に割って鶏スペアリブや手羽中ハーフと呼ばれて売られていることも多いです。

半分に割ったことで火の通りが早く食べやすいこともあって、鶏スペアリブや手羽中ハーフはよく料理に使われます。

もう1つ、手羽中の2本ある骨のうち、一本を抜いて形を整えたものは、その形から「チューリップ」と呼ばれています。

手羽中のおいしい食べ方

スポンサーリンク

脂肪分も多くジューシーで火も通りやすい手羽中は、煮物、揚げ物、焼き物といろいろな料理に使われます。

骨を一本抜いて形を整えてある「チューリップ」は唐揚げによく使われます。

チューリップのから揚げは食べやすいですし、骨の部分に飾りをつけたりしてパーティー料理におすすめです。

旨味がたっぷりある肉なのでシンプルに塩焼きするのもよいでしょう。塩焼きするときは、骨に沿って切れ込みを入れてから焼くと、しっかり火が通ります。

手羽中で煮物を作るのならばお酢を入れたたれで大根と一緒に煮ると、お酢が肉をやわらかくしてくれますし、肉の旨味などがしっかりしみ込んだ大根もおいしく食べれます。

手羽元とは

項目 説明
定義 鶏の翼の付け根に近い部分、別名ウィングスティック
肉の量と食べやすさ 肉が多く、食べやすい
骨の太さと脂肪分 骨が太く、脂肪分は控えめ
味と食感 淡泊で柔らかい
美容効果 コラーゲンが豊富
おすすめの食べ方 煮物、特にしょうゆで甘辛く煮たり、トマト煮
用途の多様性 カレーの具やフライドチキン、北海道名産のスープカレーにも使用

手羽元は別名、ウィングスティックと呼ばれています。鶏の翼の肉の中でも付け根に近い部分の肉なので、肉の部分はかなりあって食べやすいです。

手羽元は手羽先の部分よりも骨が太く、脂肪分が控えめで食感は柔らか、淡泊な味が特徴です。

骨付き肉だと骨の分だけ肉が少ないイメージがありますが、手羽元ならばしっかり肉の部分が多いのでボリュームがあります。

皮つきで食べることが多いので、皮なしの鶏肉と比べると少しカロリーは高めになりますが、骨に近い部位ですのでコラーゲンが豊富で美容効果が高いです。

手羽元のおいしい食べ方

骨も大きくて食べやすくあっさりした手羽元はフライドチキンとして食べることも多いですが、厚みがある分だけ火が通るまでに時間がかかることから煮物料理に使うことがおすすめです。

カレー以外の煮物としては、しょうゆで甘辛く煮たり、トマト煮にしてもおいしいです。

適度に出汁が出ることからカレーの具としても手羽元がおすすめで、北海道名産で最近では全国でも知られているスープカレーにも手羽元が使われています。

手羽先・手羽元を上手に使い分けよう

項目 手羽先 手羽中 手羽元
特徴 ゼラチンと脂肪が多い 肉が多く食べやすい 肉が多く、骨が太い
おすすめの料理 揚げ物、煮物 焼き物、揚げ物 煮物、フライドチキン
食べやすさ 煮込むと身離れがよい 骨が一本抜いてある場合 骨が大きく食べやすい
栄養価 ゼラチン、ビタミン、鉄 コラーゲン、少なめの脂肪
子供におすすめ スープに チューリップの唐揚げ 唐揚げや煮物
カロリー対策 皮を除く 皮を除く 皮を除く
使用例 スープ、手羽先のから揚げ 焼き鳥、鶏スペアリブ カレー、トマト煮
健康&美容効果 コラーゲン効果 コラーゲン豊富

鶏の手羽の部分はおいしくて栄養価が高いし、それなのにリーズナブルでどんどん使っていきたい食材です。

小さいお子さんですと骨があると食べにくい、と思うかもしれませんが、食べやすく形が整えてある手羽中のチューリップや手羽元だったら食べやすいので、唐揚げにしたりして、みんなでかぶりついて食べましょう。

スープにして食べれば、身もほぐれて食べやすくなっていますし、身を食べなくても旨味がスープに出ていますから、栄養はしっかり取れますよ。

焼いても煮ても、そして揚げてもおいしい鶏の手羽。ちょっとカロリーが気になるという方は皮をのぞけば大丈夫。

鶏手羽先、手羽中、手羽元を料理によって使い分けて、毎日の料理にお役立てください。

栄養たっぷりで健康になれるだけでなく、コラーゲン効果でお肌がプルプルになりますよ。

コメントは受け付けていません。