食パンは賞味期限が切れても食べられる?安全性を見極めるコツを伝授
朝食の定番のトースト、パンが好きだから食パンは欠かせないという人は多いのではないでしょうか。でも、食パンって賞味期限が短いのが悩みの種、食パンは6枚切りとか4枚切りとかで売っているので、明日にしようと残しておいたらいつの間にか賞味期限が切れてしまっていた、なんてよくある話です。
食パンの賞味期限が切れたとき、あなたはどうしていますか?切れちゃったから仕方ないと捨ててしまっている?それともまだ食べれるから、と食べてしまっている?もったいないから捨てたくないけどでも・・・となってけっこう悩みますよね。
今回は食パンは消費期限が切れても食べられるのか問題について考えてみました。食パンを使い切る方法や、食パンの保存方法についても併せてお話しします。
食パンの消費期限は?
賞味期限と消費期限の違い
食パンを買う時に、みんな気になるのが賞味期限です。賞味期限は食パンの袋に表示されていますが、賞味期限ではなくて食品には消費期限が表示されているものもありますよね。賞味期限と消費期限、この2つには次のような違いがあります。
消費期限
袋や容器をまだ開けないままでいた場合、いつまで食べられるか書かれているのが消費期限です。消費期限が書かれているのは、お弁当やサンドイッチ、ケーキなどのいたみやすいものです。消費期限が書かれている商品については、記載されている保存方法を守って、消費期限以内に食べきりましょう。
賞味期限
賞味期限はおいしく食べることができる期限のことを指します。賞味期限が書かれているのはスナック菓子や缶詰、ペットボトル、チーズなどいたみにくい食品で、記載されている保存方法を守れば、その期限までおいしく食べられますし、賞味期限がちょっと切れたぐらいでは、もう食べられないわけではありません。
未開封の場合
保存方法が守られた未開封の食パンであったら消費期限以内であったらおいしく食べることが出来ます。消費期限内に食べきってください。
開封済みの場合
一度開封すると食パンは一気に乾燥してぱさぱさになっていきます。消費期限内であっても一度開封してしまったら食パンは早めに食べきるようにしましょう。
消費期限が切れても食べられる?
食パンの消費期限はけっこう短いですから、消費期限が少しぐらい切れてもいいのでは?と思ってしまいますよね。けれど、消費期限は安心して食べられる期限が書かれているものなので、やはり守ったほうが安心です。
たとえば消費期限が一日切れただけ、というぐらいならば食べても大丈夫かもしれません。これは、においなどを自分で確かめて、というところになりますが、大丈夫だと思った場合でも生では食べず、トーストするなど火を通して食べるといいでしょう。
カビが生えたら?
食パンにカビが生えてしまったけれど、もったいないからカビだけ取り除いて食べようと考える人もいるでしょう。たしかに、カビが生えている部分だけを取り除けば、見た目はカビはもうなくなっています。しかし、それは危険です。
いくらカビを取り除いても、カビの目に見えない菌糸の部分はパン全体に広がっているかもしれません。ですから、見えるカビだけ取り除いてもパンのカビがすべてなくなったわけではないのです。菌がついているパンは家庭での加熱ぐらいでは菌を死滅させることはできませんから、もったいなくても食べることはあきらめてくださいね。
これで安心!食パンの保存方法
常温保存する場合
湿気が少なく、直射日光が当たらない場所に保存し、消費期限内に食べきるようにします。開封してしまった場合は、タッパー形などの保存容器に入れましょう。
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冷蔵保存する場合
冷蔵庫に入れたほうが常温よりも安心して保存できるのではないか、と考えるかもしれませんが、食パンは冷蔵保存しないほうがいい食べ物です。食パンを冷蔵庫に入れると、パンのでんぷんが老化してしまって食パンがすぐにかたくなってしまいます。冷蔵保存できないわけではありませんが、冷蔵保存するならば常温保存のほうがおすすめです。
冷凍保存する場合
買ってきたそのままの状態で冷凍保存すると味が落ちてしまうので、密閉した状態で保存します。食パンを1枚ずつラップまたはアルミホイルでしっかり包んでから、フリーザーバッグに入れて空気をしっかり抜いてから袋を閉じて冷凍するようにしてください。
食パンは冷凍保存がおすすめ!
常温、冷蔵、冷凍の中で食パンを一番おいしいままで保存できるのは冷凍保存です。やり方を守って冷凍保存すれば味が落ちることなく、おいしさをキープしつつ、だいたい2週間から1か月ぐらいは保存が可能です。
冷凍したパンを解凍して食べるときは、トースターを使って焼くのがおすすめです。凍ったままの状態で焼くことで、食パンから水分が逃げることがありませんから、おいしくふっくらしたトーストを食べることが出来ます。気になる焼き時間ですが、だいたいいつもと同じぐらいの時間で問題はありません。
食パンを使い切る方法
フレンチトースト
時間がたってちょっとかたくなってしまった食パンも、卵液にひたせば中まで卵液がしみてとろとろになり、甘くておいしいフレンチトーストにすることが出来ます。
ラスク
余ってしまった食パンは小さく切ってからフライパンでバターで焼き、砂糖をまぶしてラスクを作りましょう。砂糖以外にもココアやきなこ、抹茶など、まぶすものを変えればアレンジも楽しめて、子供も大人も喜ぶおやつになります。
パン粉
コロッケを作るときなどに使うパン粉も、食パンを使えば買ってこなくても自分で作ることが出来ます。小さくちぎるか、ミキサーにかけて小さく、また冷凍した食パンをおろし金で削れば生パン粉ができあがります。食パンから作ったパン粉は、市販のパン粉よりおいしくて、くせになりますよ。
工夫して、賞味期限内に使い切ろう
食パンは消費期限内に使い切りたいもの。食べきれないようでしたら、早めに冷凍保存してくださいね。
冷凍保存ができることはわかったけれど、出来たら食パンは何とか使い切りたい。そんな方は、いろいろ食パンを使ったアレンジを考えてください。甘いものが好きな人はフレンチトーストやラスクを作るのもいいですし、生パン粉にするのも一つの方法です。色々なアレンジ方法を知っておけば、食パンが余ってしまうということもなくなりますから、上手に食パンを使って、食パンは消費期限のおいしいうちに食べきりましょう。