八頭をおせちに入れる意味は?里芋との違いから下ごしらえまで

おせち料理の中でも、家庭で手作りすることが多いお煮しめ。お煮しめの中にはいろいろなお野菜が入っていますが、その中でもおせち料理ならではの具材といえば八頭です。

お正月が近づくと毎年スーパーなどで見かけるようになる八頭。毎年、八頭を入れて煮ものを作っているという方も多いでしょうが、中には八頭って何?と言うかたもいるかも。八頭とはどんな野菜なのでしょうか?また八頭はどうしておせちに入れるようになったのでしょうか?

これまで知らなかった方も知ってほしい、お正月のお煮しめの具材としてぜひ入れたい八頭についてお話しします。

八頭とは

 

この投稿をInstagramで見る

 

notarinotariさん(@notarinotarik)がシェアした投稿

八頭は、千葉県や茨城県などの関東地方を中心に作られている野菜の一種です。旬の時期は12月中旬から寒い春前までとなっています。出荷数が最も多いのはなんといっても年末。多くの人がおせち料理のお煮しめを作るときに八頭を入れますから、年末に合わせて一気に出荷されます。しかし、この時期の八頭は値段も高いです。手軽に旬の時期の八頭を味わいたい、と言う方は正月明けを狙ったほうが良いでしょう。

スポンサーリンク

八頭の形は子芋が分球せずに親芋と合わさって一つの塊になっており、ごつごつした入り組んだ形となっています。そのため、皮がむきにくく下準備がかなり大変です。そのため、最近は丸い形で皮がむきやすい丸系八頭という品種も出回っています。八頭の肉質はしっかりしていて、煮るとほくほくしていて粘りは少ないです。

里芋との違い

八頭は里芋の一種です。里芋と言えば、一つの種芋から子芋がいくつも分球して、さらに子芋から孫芋が分球する、という形でどんどん増えることから、子孫繁栄の象徴とされています。その里芋と八頭の違いは、里芋が親芋、子芋、孫芋が分かれているのに対し、八頭は親芋、子芋が分球せずに一つの塊となっているところです。ですから、里芋は一つ一つがころころしていて小さいですが、八頭はごつごつしていて一つが大きいです。里芋と八頭の栄養価を比べますと、八頭のほうが栄養価豊富です。

八頭をおせちに入れる意味

八頭は縁起物の一つです。八頭の「八」は縁起の良い末広がりの形になっていますし、「頭」には人の頭になるように、という意味が込められています。また子芋がたくさんつく形をしていることから、新年に八頭を食べることによって人は子宝や子孫繁栄を祈ります。

八頭の下ごしらえの方法

八頭はその独特のごつごつした形と皮が固いことから、皮をむくのがかなりやっかいです。どうすればきれいにむけるのか、そして下茹でが必要なのか、悩みますよね。下茹でなど下ごしらえが必要ないのであれば取り扱いも少し楽になるのですが、八頭は皮をむかないと食べることが出来ませんので、下ごしらえとして一工夫しなければいけません。

通常、野菜を切るときは洗ってすぐに切りますが、八頭の場合は洗ってすぐに切ることは避けてください。なぜ?と思うかもしれませんが、それは水にぬれると八頭がぬるぬるしてしまって非常に扱いづらくなってしまうからです。扱いづらいから、と言っても洗わないわけにはいきませんよね。八頭を使って料理をしようというときは、使う一日以上前に、しっかり洗って乾かしておく、という作業を始めてください。

水でごしごしとしっかり洗って泥などを落とした後で乾かすことは非常に大事です。洗った八頭を新聞紙に並べて乾かします。洗って乾いた後の八頭ならば泥が落ちてきれいになっているだけでなく、むけにくいどころか扱いやすいです。せっかく八頭は前の日から下ごしらえとして洗ってお泥を落として乾かしたのに、包丁やまな板が濡れていては、結局は八頭をぬるぬるさせてしまいます。そうならないために、まな板や包丁は途中でぬらさないで作業するようにしましょう。

洗って乾かした八頭の皮をむくときは、親芋から出ている茎の赤ずいきの部分で切り分けます。そうすることによってごつごつしていた八頭が切り分けられてい小さくなり、皮をむきやすくなります。

下ごしらえの最後は下茹でです。八頭の皮をむいていると手がかゆくなることがありますが、それは八頭のアクが原因です。八頭のアクは下ごしらえの時に取ってしまいましょう。八頭のアクは下茹ででとることが出来ます。鍋に八頭を入れ、八頭がかぶるぐらいの酢水を入れ、茹でこぼします。そうしたらザルにあげて水を切り、調理の開始です。

下茹でをしなくても塩水につけることでアクを抜くことも可能です。その場合は、皮をむいてさっと洗った後、塩水につけて2時間から3時間置きましょう。そうすればアクがぬけて調理しやすくなっているはずです。

縁起がよくておいしい!八頭でお正月を迎えよう

八頭は縁起が良い食べ物というだけでなく、味についてもホクホクもちもちしていて非常においしいです。

おせち料理のお煮しめには、八頭ではなく里芋を使って作る人も多いでしょう。好みは人それぞれですが、八頭は末広がりなど縁起の良い食べ物の一つです。これまで使ったことがない方も、ぜひ今回は八頭を使っておせち料理の煮物を作ってみませんか。


コメントは受け付けていません。