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【秋分とは】2019年はいつ?何をする日?意味・由来と過ごし方

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秋分といえば「秋分の日」を思い浮かべる方が多いでしょう。実は、秋分とは秋分の日だけでなく、季節・時期をあらわす言葉でもあります。秋分とはいつか、どんな風に過ごしたらよいか、意味由来から過ごし方までまるっとご紹介します。

秋分(しゅうぶん)とは

秋分とは、一年を二十四の季節に分けた二十四節気のうちの一つで、18番目にあたります。二十四節気は太陽の角度によって一年を24に分けているのですが、秋分はちょうど太陽黄経が180度の日で、太陽は真東からのぼり真西に沈みます。このため秋分の日は昼の長さと夜の長さが全く同じです。

秋分の日は明治11年から昭和22年まで「秋季皇霊祭」と呼ばれており、歴代の天皇、皇后、皇親たちを祀って儀式が行われてきました。しかし、1948年に国民の祝日に関する法律によって名前が変わり、秋分の日とあらためられたのです。祝日法では秋分の日を「祖先を敬いなくなった人々をしのぶ」日と定めています。

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2017-08-11 10:27

暑さ寒さも彼岸まで

昔から言われている言葉で「暑さ寒さも彼岸まで」というものがあります。「暑さ寒さも彼岸まで」とは、春分の日が過ぎたら寒さが和らぎ、秋分の日が過ぎたら暑さが和らぐという意味です。夏の間は昼の長さが夜の長さよりも長いのですが、段々と日は短くなっていき、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分の日に、昼と夜の長さは全く同じになります。

秋分の日が過ぎると、どんどん夜の長さのほうが昼の長さよりも長くなっていきます。そうなると気温もだんだん下がっていき夏の暑さもかなり和らぎます。暑さが苦手な人は、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を信じて、秋分の日を待ちましょう。

二十四節気は、それぞれを3つずつに分けた七十二候であらわすこともあります。秋分にあたるのは次の3つです。

初候 雷乃収声(らい すなわち こえを おさむ)

「雷乃収声」とは、雷が収まってきたという意味になります。雷は春の時期から活動を始め、夏はその数も多くなり、秋の始まりのこの時期に終わりが来る、という繰り返しです。夏の間は騒がしかった雷の音も「雷乃収声」の後は鳴り響くことはなくなります。大気は安定して空にはうろこ雲が広がり、季節はいよいよ秋ーそんな時期です。

次候 蟄虫坏戸(ちっちゅう こを はいす)

「蟄虫(ちっちゅう)」とは冬眠するために地中にこもっている虫のことです。「坏戸(こをはいす)」とは虫たちが冬眠するために穴に入って塞ぐということを意味しています。秋分も次候になると、春から夏まで元気に外で過ごしていた虫たちが再び春まで休むときとなりました。虫たちは寒さを感じると、冬ごもりの支度に入ります。蝶の幼虫は蛹に姿を変えて寒さに備えますし、クワガタやてんとう虫などは成虫のまま、木の根元や土の中にもぐって、春になるまで出てきません。

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末候 水始涸(みず はじめて かる)

稲穂が頭を垂れて収穫の時を迎えると、農家の人達は田んぼの水を抜いて、稲刈りに備えます。「水始涸」とは稲刈りのために水田の水をからすということを意味しています。水田に水をはったままでは稲刈りはできません。黄金色に稲穂が輝くようになると、農家の人達は刈り入れの準備として、刈り取りを擦る大体1週間前に水を抜きます。いよいよ美味しい新米の季節の到来です。

秋分はいつ?2019年は?

秋分はだいたい毎年9月23日ごろと決まっているのですが、年によって前後することがあります。ですから、それに合わせて秋分の日の祭日も変わります。2019年の秋分は9月23日です。

秋分はいつ?と言うときには秋分の日を指すこともあれば、二十四節気で次の寒露の前日までの時期を表すこともあります。2019年の秋分は9月23日から10月7日までです。

秋分の過ごし方

秋分の日の前後3日を合わせて7日間はお彼岸です。秋分の日はちょうど彼岸の真ん中であるお彼岸の中日に当たります。「彼岸」とは「煩悩に満ちた世界から解脱した悟りの世界」、つまり亡くなったご先祖様たちの霊が住む世界です。お彼岸には、祖先の霊たちを供養するために、子孫であるわたしたちは「お墓参り」に行くことがならわしとなっています。「法会」を行って先祖を供養することもあります。

秋分の日にはおはぎを食べる習慣があります。昔は現在のように砂糖を安く手に入れることができませんでした。砂糖を使ったお菓子は、めったに口にすることはできなかったのです。おはぎは小豆を使って作りますが、小豆の赤い色には魔除けの意味があります。邪気を払うためにお供えするおはぎは、砂糖が入った高級お菓子ということで、当時は秋分の特別の食べ物だったようです。

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ご先祖様に思いをはせて…

秋分のころは外に出るのも心地よく、「お休みだから遊びに行く」という人も多いでしょう。しかし、秋分は祖先をしのぶお彼岸の中日でもあります。故郷から離れていてあまり帰っていないという方は、秋分の日に家族みんなでお墓参りに行って、ご先祖様にごあいさつをしてみては?元気な姿を見て、ご先祖様もきっと喜びますよ。

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