【白露とは】2019年はいつ?意味・由来からおすすめの食べ物まで

日本には季節を表す言葉がたくさんあります。「白露」はその中のひとつです。文字からは美しい時期が想像されますが、白露とはどんな季節かご存知ですか?白露とはいつか、意味・由来から行事・食べ物までまるっとご紹介します。

白露(はくろ)とは

「白露」は「はくろ」とも「しろつゆ」とも読めますが、季節をあらわす言葉として用いる場合は「はくろ」と読みます。

白露は一年を二十四の季節に分けた二十四節気の一つで、「陰気ようやく重なり、露疑って白し」という言葉から名づけられました。旧暦で7月から8月前半を指す言葉です。

白露に入ると暑かった夏もようやく終りを迎え、日一日と暑さがおさまって涼しさが増し、草花に朝露がつくようになります。まだ昼間は暑いときもあるけれど朝晩はかなり涼しくなった、白露とはそんな時期です。

白露に似た言葉に「白秋」があります。中国の陰陽五行説では四季それぞれに色をあてはめて青春・朱夏・白秋・玄冬と表現します。日本では白といえば雪を連想させることから冬のイメージが強いですが、白秋の「白」は白いというよりも「色なき色」、無色透明のイメージです。秋の色だとわかれば、秋が始まろうとしているこの時期に「白」という文字が使われているのは納得ですね。

仲秋・中秋との違い

旧暦には秋をあらわす言葉がいくつもあります。白露との違いについて見て行きましょう。

仲秋

秋は初秋、仲秋、そして晩秋の3つに分かれます。秋の真ん中の時期に当たるのが仲秋です。旧暦でいいますと、秋は7月から9月までです。その真中が仲秋ですから、仲秋の時期は旧暦の8月ごろということになります。

中秋の名月

同じ「ちゅうしゅう」と読みますが、漢字違いのものに「中秋」があります。「字が違うだけで同じ?」そんな風に思ってしまいがちですが、中秋と仲秋戸では意味が違います。

仲秋は秋の真ん中、旧暦の8月ごろ全体をさすのに対し、中秋とは秋の中日という意味で、旧暦8月15日の一日だけを指します。旧暦8月15日の月は必ずしも満月になるとは限りません。中秋の名月と聞くと、満月がイメージされますが、実際には満月でないことのほうが多いようです。

中秋の名月は、旧暦8月15日であることから「十五夜」とも呼ばれています。十五夜には月見団子やすすきをお供えするのがならわしです。十五夜は里芋を収穫する時期であることから「芋名月」とも呼ばれており、芋や栗を供える地域もあります。

二十四節気はそれぞれの季節をさらに3つに分けて七十二候で表すこともあります。白露は七十二候で表すと次の3つに分かれます。

初候 草露白(そうろ しろし)

長かった夏も終わって秋の始まりを感じるのが、この 草露白(そうろ しろし)です。この言葉は、道の草に露が降りて白く光っている、ということを意味します。

この時期になると朝や夕方はぐっと気温が下がって涼しくなります。夜の間にぐっと気温が下がって肌寒さが感じられるようになったこの時期、空気中の水蒸気は冷やされて露となります。草や枝に露がついて光る様子はとても美しいです。

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次候 鶺鴒鳴(せきれい なく)

文字通り、鶺鴒(せきれい)が鳴き始める季節がこの鶺鴒鳴(せきれい なく)です。

長い尾をしきりに上下させて地面を叩いているような様子を見せる「鶺鴒」。鶺鴒は尾を上下に振って、イザナギノミコトとイザナミノミコトに男女の交わり方を教えたと言われています。そのことから、「恋教え鳥」とも呼ばれている鶺鴒は、この秋の始まりの時期に鳴き始めます。

末候 玄鳥去(げんちょう さる)

玄鳥とはツバメのことを指します。春に日本にやってきた玄鳥(ツバメ)たちは子育てを終えて冬の寒くなる前に暖かい南の国へと旅立ちます。次の春が来るまで玄鳥とはお別れです。玄鳥たちが暖かい南へと帰ると、どんどん秋が深まっていきます。

白露はいつ?2019年は?

白露の時期は毎年だいたい同じ日なのですが、二十四節気は年によって日付が異なりますから、白露の日も多少前後します。2019年の白露は9月7日です。

白露はいつ?と言われた場合、白露の始まりの日である9月7日を指すこともあれば、二十四節気でいえば次に当たる秋分の前の日までを指すこともあります。白露のいつからいつまでか、と聞かれた場合は、白露の始まりの日から、次の秋分の日まで、2019年ならば9月8日から9月23日までです。

白露の食べ物

白露の時期にこれを食べるべき、という決まった食べ物があるわけではありません。しかし、白露の時期は「食欲の秋」友いわれていて、旬の美味しい食べ物がたくさんある時です。食べ物は旬のときに食べることが一番。栄養をつけて元気に寒い冬を乗り越えるためにも、この時期に旬を迎えるものをいただきましょう。

白露の時期におすすめの食べ物は魚で言えばさんまやタチウオ、シマアジ、そしてしらすです。どれも栄養価がたっぷりですし、旬で美味しいですから、普段の食事のメニューに積極的に取り入れていきましょう。

白露に旬を迎える野菜にはなすやかぼちゃがあります。「秋茄子は嫁に食わすな」といわれるナスは、焼きなすや煮びたしなど和風の料理はもちろん、中華や洋風でもおいしくいただける万能食材。ほくほくしたかぼちゃはおかずにおやつに大活躍しますよ。

白露に食べたい旬の果物が梨です。シャリシャリした食感と甘い果汁が特徴の梨は、冷やして食べると夏の疲れを癒してくれるでしょう。

食欲の秋を満喫しよう

一日中暑くて夏バテに苦しむ夏の時期も終りを迎え、朝や夕方は涼しい心地よい風が吹く白露の時期。この時期は旬の美味しいものがたくさん出回っていて、まさに食欲の秋の訪れです。魚介類から野菜、果物までこの時期ならではの味覚を満喫してくださいね。

白露の時期には、美しい月がのぞめる十五夜もやってきます。夜風も涼しくて心地よいですから、中秋の名月の日はみんなで外に出て美しい月を眺めてすごしましょう。


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