十六夜はいつ?読み方から意味・由来までご紹介!
十六夜と書いて「いざよい」。聞いたことはあるけれど、実は十六夜が何なのか、よくわからない人も多いのではないでしょうか。美しい響きのある言葉ですが、十六夜とはいったい何の日なのか、2018年はいつなのか、十六夜についてまとめました。
このページの目次
十六夜とは
十六夜は「いざよい」と呼ぶのが一般的ですが、そのまま「じゅうろくや」と読む方もいます。いざよいは「いざよう」という言葉が元になっています。いざようとは、躊躇うという動詞で、その躊躇うの連用形で名詞になったのが「いざよい」です。
躊躇うとは漢字を見ればわかるように、ためらうという意味です。どうして十六夜が「いざよい」と呼ばれるかといいますと、月の出に関係があります。月の出は1日に50分ずつ遅くなると言われています。十六夜の月は十五夜の月よりも、一日後ですから出るのが50分遅くなります。そのため、人々は十六夜の月を出ることをためらっている月と考え、「いざよい」と呼んだようです。
十六夜の月と十五夜の月の違いは?
十六夜の前日は十五夜ですよね。十五夜の月と言えばまんまるのイメージがありますが、確かに十五夜は月がもっとも真円に近くなります。
月は満月から少しずつ欠けて行くので、十六夜の月は、真円からほんの少し欠けた状態になるはずですよね。でも、実際には満月は旧暦の14日から17日頃にあたり、十五夜は必ずしも満月とは限りません。そのため、十六夜の月も満月から少し欠けた状態とは限らないわけです。真円に最も近いことも考えられます。いずれにしても、十六夜と十五夜の月は、どちらもあまり変わらず、真円に近いとても美しい月だと言えるでしょう。
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十六夜はいつ?
2018年の十六夜は9月25日(火曜日)です。十六夜は中秋の名月と呼ばれる満月の十五夜の月の一日後にやってきます。2018年の中秋の名月は9月24日です。ですから、十六夜はその1日後である9月25日になります。
2018年以降の十六夜の日は
- 2019年の十六夜 9月14日
- 2020年十六夜 10月2日
となり、毎年並べてみると、けっこう日にちに開きがあることがわかります。こんなふうに毎年日にちが変わってしまうのはどうして?と思いますよね。その理由は暦にあります。十六夜は、以前日本では一般的だった旧暦で定められています。旧暦と新暦では仕組みが違うため、どうしても日にちにズレが出てしまうのです。そのため、十六夜も十五夜同様、毎年変化すると言うわけです。2018年、2019年、2020年の十六夜の日付がバラバラなのは、そのズレによるものだと覚えておいてくださいね。
十六夜の月を楽しもう
毎日忙しいと空を見上げることなんてないかもしれませんが、2018年は十六夜の月を見て楽しんでみませんか?十六夜には、ほとんどまん丸の美しい月を見ることができます。もしかしたら十五夜より十六夜の月の方がまん丸かも。2018年9月25日は、みんなで空を見上げて十六夜の月を見てくださいね。