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[柿の栄養・効能]医者いらずと言われる実力の秘密を検証!

秋は果物の美味しい季節ですが、秋の旬の果物の中でも甘くて美味しく、人気があるものの一つといえば柿ですよね。秋にしか味わうことができない柿は、実は美味しいだけでなく栄養も満点。柿の栄養から気になるカロリー、効能まで丸っとご紹介します。

柿の栄養

トマトやりんごと並び「赤くなると医者が青くなる」と言うことわざがあるほど、柿は栄養豊富な食材です。柿にはビタミンCやカロテンなどのビタミン類の他、カリウムなどのミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。どれも健康を維持するために効果の高いものばかりですね。

ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンの生成に無くてはならない栄養素です。コラーゲンは骨や腱などを作るという働きだけでなく美容にも効果が高いことから、女性にとって気になる成分のひとつですが、体内で作り出すことができないため、食べ物という形で外から摂取しなければいけません。

柿には100gあたり70mgのビタミンCが含まれており、1個食べると成人の1日の摂取量の目安100mgを摂ることができます

β-カロテン

柿は分類上は「果物」の一種ですが、緑黄色並みのβ-カロチン含有量があります。β-カロテンは体内で変換されビタミンAとして作用するほか、抗酸化作用、免疫を活性化する作用などが期待できます。

食物繊維

柿には水溶性の食物繊維である「ペクチン」が豊富に含まれています。特に女性は便秘に悩んでいる方が多いですが、便秘解消には食物繊維を積極的に摂ることが良いと言われています。普段の食事だけでは必要とされている食物繊維の量が足りないことも多いので、料理やデザートなどに、柿を上手に取り入れて行きましょう。

タンニン

柿の渋味成分であるタンニンは、抗酸化作用が高いというポリフェノールのひとつです。渋味成分と聞くと「渋柿にしか含まれていないのでは?」と思ってしまいますが、甘柿にも含まれています。

カリウム

柿はカリウムを多く含む果物のひとつです。カリウムにはナトリウムの排出や筋肉を強める働きがあり、高血圧の予防効果も期待できます。

干し柿の栄養はどう?

柿は生のままはもちろん、干し柿にしてもおいしいですよね。干し柿にすると栄養価がどうなるのかも気になるところです。

干し柿にすると、ビタミンCのように失われてしまう成分もあれば、食物繊維やβ-カロテンのように増える栄養素もあります。ただし、水分が抜けて成分が凝縮されるため、生のままにくらべ、100g当たりのカロリーや糖質も高くなる点には注意が必要です。食べ過ぎにはご注意くださいね。

皮や葉にも栄養がある!

柿は実だけでなく皮や葉にも栄養があります。「果物は皮と実の間がおいしい」と言われますが、柿の皮には実以上にビタミンCやβ-カロテン、ペクチンが豊富に含まれています。皮ごと食べるのが苦手な場合には、むいた皮を上手に活用しましょう。

柿の皮の食べ方は?

むいた皮は、次のような方法で食べることができます。

乾燥させる

柿の皮は生のままよりも、乾燥させた方が食べやすくなります。そのまま食べたり、漬物に入れると言う方法もあります。食べるのが苦手だという方は、粉末にくだいてお茶にして飲むのもいいですね。皮を食べるときは、農薬の心配のないものを使うのがポイントです。

柿の皮を乾燥するには、天日干しが手軽です。レンジやオーブンを使って乾燥すれば、大幅に時間が短縮できます。レンジを使う場合は500Wにして表を5分、裏を3分ほど、オーブンなら110度にして1時間ほどかけると美味しい柿の皮チップスができますよ。

きんぴら

柿の皮はきんぴらにしても美味しいです。皮を千切りにして油で炒めて醤油とお酒を使って甘辛く仕上げてきんぴらを作りましょう。柿の皮だけでも美味しいですが、大根の皮を混ぜるのもおすすめです。

揚げる

柿の皮を天ぷらにするとほんのりと甘みがあっておやつにもおすすめの食べ物になります。また、天ぷらにしなくて素揚げするだけでも、柿の皮は美味しいチップスになって、こちらもおやつになります。

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柿の葉は「お茶」として

「皮が食べられることはわかったけれど、葉っぱはどうやって?」そんな風に思う方もいらっしゃるでしょう。柿の葉はお茶で楽しむことができます。柿の葉で作った「柿の葉茶」は、古来より人々に親しまれてきました。柿の葉にはフラボノイド配糖体やタンニンなどのポリフェノール、そしてビタミンCなど体に良い栄養がたっぷり含まれています。

柿の葉に含まれている栄養素の中でも、特にタンニンは脂肪を分解し基礎代謝をアップする働きがあると言われ、ダイエット茶としても注目を集めています。

柿の効能

おいしくて栄養満点の柿を食べると、次のような効能が期待できます。

疲労回復・風邪の予防

柿に含まれるビタミンCやβ-カロテンには疲労回復効果や免疫力を高める効果があります。そのため、風邪にかかりにくく、かかっても早く治りやすいのです。

秋は夏の疲れがどっと出てしまうことや、1日のうちで温度差が激しいため「秋バテ」の起きやすい季節。柿のビタミンCの量はみかんなど柑橘類の2倍もありますから、疲れているときには積極的にとりたいですね。

アンチエイジング

柿にはビタミンCやタンニンと言った抗酸化物質が豊富に含まれています。柿に含まれているタンニンはポリフェノールの一種で、その量は赤ワインの50倍と言われるほど。老化は活性酸素により体が「錆びる」現象なので、活性酸素を取り除いてくれるこれらの栄養素は、アンチエイジングにも効果的です。

整腸作用・便秘解消

柿に含まれるペクチンには、整腸作用があり、便秘解消に効果が期待できます。便秘が続くとスッキリしないだけでなく、肌荒れや肥満などの原因にもなります。特に、女性は美容と健康のために、柿を積極的にとるようにしたいですね。

二日酔い

柿タンニンには、二日酔いの原因物質アセトアルデヒドを排出する働きがあります。また、柿に含まれるカタラーゼと言う酵素には、アルコールの分解を助ける働きもあるのです。「柿は二日酔いによい」と言われるのはこのためです。

朝痛む頭を抱えたまま、出社するのは辛いものですよね。「早くアルコールを抜いて頭をさっぱりさせたい」そんな二日酔いの朝は、柿を食べてから出かけましょう。

「食べ過ぎに注意」と言われる理由は?

柿は体に良い食べ物ではありますが、食べ過ぎには注意が必要です。「柿を食べると冷える」と言われることがありますが、柿は東洋医学では「寒性」と呼ばれる体を冷ます食べ物のひとつで、のぼせやほてりを冷ます効果があります。

また、柿に含まれるタンニンは鉄の吸収を阻害する作用もあるため、冷え性や貧血の人は注意する必要があります。1日1つを目安に、多くても1日に2個までにしましょう。

気になるカロリーは?

甘くて美味しいものとなるとカロリーが気になりますよね。

柿のカロリーは、可食部100gあたり60kcalです。皮をむいて食べる場合、カロリーはだいたい小さ目~中くらいの柿で70~90kcal、大き目の柿で130kcal前後という計算になります。

これに対し、干し柿は100gあたり276kcal。平均的な干し柿1個で90kcal、あんぽ柿は140kcal前後となります。干し柿は旨味・栄養が凝縮されている分、カロリーが高いので注意が必要です。

柿は美容と健康におすすめの果物!

ヘルシーで美容と健康にいいイメージのある果物の中でも、秋の味覚の代表である柿は、特に栄養があってさまざまな効能が期待できるオススメのフルーツ。秋バテや便秘解消、風邪の予防などのために、1日1個を目安に、秋ならではの味覚を味わいましょう。

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