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ジュレとゼリーの違いは?日本での使われ方について考えてみた

デザートの中でもちょっとおしゃれなイメージがあるジュレ、フレンチレストランやイタリアンレストランのコース料理の最後のデザートで出ててくるようなイメージがあるジュレですが、それとよく似ているものにゼリーがあります。雰囲気は似ているジュレとゼリーですが、この2つには違いがあるのでしょうか?

気軽に食べられるイメージがあるゼリーと、ちょっと高級なイメージがあるジュレ、ジュレとゼリーはそれぞれどんな食べ物なの?ジュレとゼリーの違いやそれぞれの使われ方についてまとめました。

実は同じ?ジュレとゼリー

ジュレとは?

ジュレはフランス語です。ジュレは凍らせるという意味があります。日本では凍ったものをジュレとは呼ばないので語源を聞くと驚くかもしれませんが、ジュレは凍った食べ物を指すのです。凍ったものを意味する言葉としてイタリア語の「ジェラート」という言葉があります。ジェラートと言えばアイスですから確かに凍っていますが、ジュレは凍っていないですよね。

日本ではジュレとジェラートは全く違うイメージなので同じものと言われてもピンときませんが、ジュレとジェラートはもともと同じ意味のものを指していたようです。

ジュレはプルプルした食感とキラキラした見た目が特徴で、まさに夏にぴったりのデザートですが、ジュレは甘いデザートだけを指す言葉ではありません。ジュレはリキュールや果汁にゼラチンを加えて固めて作るのですが、最近、ジュレは新感覚の調味料として注目を集めるようになりました。

料理に添えるタレやスープはジュレにすることで食べやすくなりますし、見た目にも豪華になります。おしゃれなレストランだけでなく、居酒屋や寿司屋などでもジュレは使われるようになり、今後もジュレを使った料理は増えつづけるでしょう。

ゼリーとは?

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ゼリーは英語です。ゼリーはジュレと同じくゼラチンや寒天を使って作ります。ゼリーは型に入れてしっかり固めて作りますよね。ゼリーは型から外しても崩れることはなく、しっかり弾力があるのが特徴です。

ゼリーという言葉はかなり古くから使われていました。日本では甘いお菓子というイメージが強いゼリーですが、ローマ時代には煮こごり料理にゼリーが使われていましたし、ジュレと同じく、ゼリーも料理の調味料として使われてきたようです。ゼリーが菓子に使われるようになったのは18世紀から19世紀のことでした。フランスの職人が作ったお菓子が、現代にも通じる菓子のゼリーです。

日本では違う?ジュレとゼリーの使われ方

日本ではジュレとゼリーの使われ方が少し海外とは違います。材料は同じで元々は同じものであるゼリーとジュレですが、日本でゼリーと言えばしっかり固まっている弾力のあるものを指します。しかし、ジュレと言うと固いというよりも水分が多くて簡単に崩れるゲル状のものを指します。

また日本ではゼリーはといえば一般のおやつですが、ジュレと聞いただけで高級な食べ物に感じます。ジュレという名前がついているだけで、高級レストランで食べる新しいおしゃれな食べ物っぽく見えますよね。最近ではジュレ状の調味料も発売されるようになりました。料理にかけるソースやスープをジュレにするだけで、雰囲気が全く変わります。おもてなし料理を作るならジュレを使うといいかも。

ゼリーもおやつとして食べる甘いゼリーだけではなくゼリー寄せなど、料理として使うこともあります。イギリスではウナギのゼリー寄席という食べ物もありますし、日本でも刻んだ野菜や海産物を固めて冷やしたゼリー料理があります。けれど、やっぱりゼリーと言うと、日本ではゼリーと言えばみんな小さいな頃から食べてきた、甘くておいしく、しかも安価なデザートです。そのイメージが強すぎるので、ゼリーのイメージは変わりそうにありません。

ですから、日本では水気が多くてすぐ崩れちゃうジュレと固くて弾力のあるゼリー、という見た目以外に、ジュレは高級、ゼリーは安価な食べ物という風に2つを区別しているようです。

料理にもゼリーやジュレを上手に使っていこう

ゼリーと言えばお母さんが小さなころから作ってくれたおやつ、ジュレと言えば高級なレストランで出されるおしゃれな料理やデザート、日本ではそういうイメージが強いですが、ゼリーもジュレもどちらも基本的には同じものです。

ゼリーは簡単に誰でも作れるけれど、ジュレはお店でないと食べられない高級品、そういうイメージを持っていた人も多いでしょう。しかし、ジュレは家庭でも作ることが出来ます。ゼリーのように型に入れてしっかり固めるのではなくフォークで崩して盛り付ければおしゃれなデザートのジュレが出来上がりですし、スープもゼラチンを入れて固めて崩せば、お店で出されるような料理のジュレに。

ゼリーもゼリー寄せにすればおしゃれな料理の一品になります。ジュレもゼリーもデザートにするだけでなく、どんどん料理にも使っていきましょう。

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