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関東と関西の違いは?性格や考え方からしゃべり方・恋愛観まで

関東と関西は、文化や食べ物の好みなどいろいろ違った点があるので比べてみると面白いですが、性格もかなり違います。

関東は武家と職人の町です。武家は静かな生活を好みましたし、無駄に争うことはしません。ですから武家の性質を受け継いだ関東の人はべらべら話すことはせず、マナーを守る人が多いです。また江戸下町の職人は口は悪くても人に対する気遣いはすごく、そう言った部分を受け継いだ関東の人たちは相手を思いやる気持ちが強い傾向にあります。

関西の人にはおしゃべりな人が多いとはよくいいますが、それは関西人のルーツが商売人にあるからです。職人は静かに物を作りますが、商売人はどんどん知らない人にもおしゃべりしないと商売になりません。商売を成功させるためにはお世辞も笑いも必要だった関西人は、どんどんおしゃべりに、そしてお笑いが上手になって今に至ります。

いろいろ例をあげていくとかなり違う関東人と関西人ですが、具体的にどんなところに違いが出るのか、性質と行動の違いについてまとめました。

関東と関西 せっかちなのは?

関東と関西、どちらがせっかちかと言えば、圧倒的に関西の人のほうがせっかちです。

関西の人がせっかちなのは車の運転でわかります。関西の人は運転が荒くて事故が多いとよく言われます。車の信号で、黄色の場合は「いったん停止」ですが、関西の人に言わせれば黄色は「注意して進め」停止するのではなく加速すればいい、とい考え方があるのです。事故が多いのも納得ですね。

関西の人がせっかちなのは電車やエスカレーターの乗り降りにも出ています。関西の人は関東の人がもたついているように見えるのだとか。電車のドアが開いてから閉まるまでの間、エスカレーターの移動、関西の人から見ると関東の人はイライラするのだそうです。

関東と関西は買い物の仕方も違う

関東の人はどちらかと言えば高級品(いいもの)を買うことにこだわります。高級なものを買ったことが関東の人にとっては自慢で、高いものを買うことで自分の経済力がいかに高く自分がいかにセンスが良いかを人に知らしめるのです。

関西の人は高い買い物をするのではなく、いいものをいかに安く買うかにこだわりを持っています。関西の人は高いものを買えばいいというのではないのです。自分が安くてもいいものを見つけたというセンスの良さ、安く手に入れることができたということを、関西の人は自慢します。

関西では値切るのが当たり前?

関西の人は商売人の気質をそのまま受け継いでいますから、安く仕入れて高く売ろうという考えが根付いています。そのため、自分がものを手に入れるときは、値切るのが当たり前です。昔から当たり前のようにしていたことなので、関西の人にとっては、物を値切って買うことが普通のことなのです。

しかし関東の人はその商売人の気質が受け継がれていません。そのため、関西の人と違って関東の人は値切ることを恥ずかしく思って「とてもできない」という人が多いです。

関東と関西 しゃべり方の違い

関東の人は物静かで関西の人はせっかち、この性格はしゃべり方の違いに現れています。

関東の人にとって関西の人のしゃべり方はせっかちだし、早口なので怖いそうです。そんなに普段からあわてることのない関東の人は、関西の人がいつも焦っているように感じていて、関西弁でわーっと早口でまくしたてられると、どうしたらよいかわからないし、怖く感じます。

関西の人は早口なのもそうですが、関東の人にとっていらっとするのは東京に来て何年たっても関西弁がそのままだということ。他の地方から来た人はしばらくすれば東京の言葉を使って話すようになるのに、関西の人はテレビに出ている人も東京弁に直すことなく関西弁のままということもあって、関西弁をいつまでたってもやめようとしません。

どうして何年も東京にいるのにいつまでも関西弁をしゃべるの?ということは関東の人にとって不満のようです。

関西人は知らない人にも話しかける

関西の人は商売人気質ですから、知らない人にも笑顔で話しかけることができます。関東の人にとっては「知らない人に総簡単に話しかけるなんて無理」となりますが、商売人は知らない人に話すことを恥ずかしがっていては商売にならないですよね。

商売人がルーツである関西人が大声で、知らない人にも恥ずかしがらずに堂々と話しかけることができることは、恥ずかしがり屋の関東人にとっては信じられない話です。

沈黙に耐えられないのは?

関東の人は一人でいることも好きですし沈黙の時間ももちたいと考えています。ですからある程度の沈黙の時間があっても、苦に感じることはありません。だからといって関東人は一人でいつもいたいわけではなく、家族と一緒にいたり人とコミュニケーションをとることも大事に思ってはいますが、一人でいる時間や沈黙も必要なものだと考えています。

しかし関西の人にとって沈黙は耐えられるものではありません。誰と一緒にいるときもコミュニケーションを何よりも大事に思う関西の人は、普段会話が途切れることはありません。一人でいるなんて耐えられるものではないので、誰かと常にコミュニケーションを取っていたいと考えています。

「オチは?」と聞く関西人

ノリが良くて話していると面白い関西人ですが、関東の人にとってちょっと困るのが「オチは?」と聞かれてしまうこと。笑いを愛する関西人にとっては、普通の会話の中でもオチがあることが当たり前。でも関東の人にとっては、特にオチなんて考えていなくてただ話したかっただけなのに、話し終わって「オチは?」と言われたらどうしたらよいかわからなくて困ってしまいます。

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もちろん関西人だってみんながいつも「オチ」を求めているわけではないですが、関東人の中には「オチは?」と言われるのが怖くて、関西人と話すことを苦痛に思っている人もいるようです。

言い方にも違いあり

関東と関西ではしゃべり方だけでなく言い方にも違いがあります。

1.おとつい

関東の人は「おとつい」と聞くと何?と思うかもしれませんが、「おとつい」とは「おととい」のことです。関西では普段、一昨日のことを「おとつい」と言っています。

2.ほる

「ほる」という言葉を関東の人が聞くと「何を掘るの?」と思ってしまいますが、関西では「ほる」というと「ほうる」つまり捨てるという意味になります。「それほるね」という言葉は、関西の人は何かを捨てるのね、と受け取ります。

3.えらい

えらいという言葉は関東と関西では全く意味が違います。

えらいな、と言われたら関東の人は「偉いの?」となにかすごいことをして褒められたように思いますが、関西で「えらい」とは「大変」「キツイ」を意味します。ですから、関西弁で「ほんまにえらいな」と言われたら、褒められているのではなく、「すごく大変だね」という意味なので、お間違いなく。

4.さら

「さら」と言われると関東では普通に食べ物などをのせる「皿」をイメージしますが、関西では「新品」をイメージします。関東の人は知っておきましょう。

5.なおす

なおしておいてください、と関東の人は何かを直す、または治すの?と思いますが、関西では「なおす」とは元の場所に戻してください、という意味の言葉になります。関東の方は勘違いしないようにしてくださいね。

関東と関西 人目を気にするのは?

個人差はありますが、関東の人は関西の人に比べてかなり人目を気にします。

関東の人にとっては自分の服装や持ち物を人にどう思われるか、ということがかなり気になります。プライドの高さもあって、センスの悪い人に思われないように、関東の人はかなりおしゃれに気をつけます。

その反対に関西はあまり人目は気にしません。もし服のセンスをばかにされたとしても、それすら笑いに変えることができる関西人は人にどう思われるか、そんなに気にならないようです。

関東と関西 恋愛観の違い

関東と関西では、パートナーに求めるものにも違いがあります。

関西人は笑いのツボ、関東人はやさしさが大事

関西人が恋人の条件に求めるのが笑いのツボです。一緒にいて楽しい相手と恋愛したいと考える関西の女性は、トークがうまくて自分を楽しませてくれる男性を求めます。

関東人が恋人の条件に求めるのは笑いよりもやさしさです。恋愛の相手にやすらぎや優しさを求める関東人は、優しくしてくれる人、一緒にいると安心できる人を求めます。

関東は家庭的な女性と頼りがいがある男性、関西は価値観が一緒で楽しい相手を求める

関東人は恋愛の相手に、将来良い家庭が作れるスキルを求めます。女性は頼りがいがあって将来が安心できる男性を、男性は家庭的でよき妻よき母になれる女性を好むのです。

しかし関西人は家庭的かどうかというところをそれほど重要視しません。それよりも恋愛の相手には一緒にいて楽しいかどうか、ということを一番に考えます。ですから関西人は価値観が同じで楽しい時間を過ごすことができるかどうか、を考えて相手を選びます。

関東は収入重視、関西は金銭感覚重視

関東人は収入を重視して相手を選びます。しかし関西人は収入では相手を選びません。関西人が見るのは収入よりも金銭感覚です。節約できる人で金銭感覚が自分と合うならば、収入が低かったとしても構いません。

お風呂の入り方にも違いあり

あなたはお風呂に入るときに先に体を洗いますか?それとも一度お風呂に入ってから体を洗いますか?

関東人は最初に体を洗ってからお風呂に入るという方が多いです。しかし関西人は体を洗うよりもまずは熱めのお風呂につかります。そして体が温まってから体を洗い、またお風呂に入って体を温めるの繰り返しです。関西ではお風呂のお湯でかけ湯をすることが習慣となっていて、かけ湯がしやすいように湯桶も小さめにできています。

関東と関西の違いに気をつけよう

関東と関西では性格も重要視していることもかなり違いますし、言葉も違うのでうっかり違う捉え方をして失敗してしまうことがあります。普通にしていただけなのに言葉や考え方の違いでけんかになってしまうこともありえますから、付き合うときは気をつけてくださいね。

特に失敗しがちなのが言葉の間違いです。「これなおしといて」と関西人に言われたときに関東人の人は壊れてもいないものを、くれぐれも無理やり修理しようとしませんように。

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