お盆の期間:2018年はいつから?お盆の意味・由来から行事まで解説!

お仏壇のあるお家ではお盆は毎年の大切な行事ですが、ない場合には「お盆は会社の夏休み」と言う感じで特に由来などについて考えたことはないかも知れませんね。伝統行事である「お盆」には大切な意味があります。お盆の由来を知れば、お休みの過ごし方もこれまでとは違ったものになるのではないでしょうか。お盆の意味や時期、行事についてまとめました。

お盆の意味・由来

お盆はご先祖様の霊を供養してこれからの冥福を祈る大切な行事です。お盆には天国からご先祖様が地上に帰ってくるという意味があり、お盆の時期はご先祖様の大好きだったものをお供えしてお迎えします。

お盆とは盂蘭盆会(うらぼんえ)を由来として生まれた言葉で、盂蘭盆会には「逆さ吊り」という意味があります。紀元前400年頃、釈迦の弟子の一人である目連は、亡くなった母親が貪りの心が強かったため餓鬼道に落ち、逆さにして吊るされて苦しんでいるのを知りました。

母親を救おうとお釈迦様に相談したところ「母親だけでなく同じ苦しみを持つ全ての人を救うように」と諭され、供養の法会を催して功徳を積むよう教わります。そこから生まれたのが盂蘭盆会で、盂蘭盆会には「逆さにして吊るされるほどのつらい苦しみを取り除く」と言う意味が込められているのです。

お盆の時期にはお中元を送りますよね。お中元は盆礼をあらわしています。江戸時代から続いている習慣で、以前はお盆といえば親族や知人の家に直接出向いて進物を渡す盆礼が行われていました。その習慣が現在のお中元の起源となっています。

地域によって違う!「お盆の時期」

お盆の時期は地域によって、新盆、旧盆、そして月遅れの盆と3種類に分かれています。

新盆(東京都、神奈川県、金沢市、函館市、静岡県)

お盆は旧暦の7月15日に行われてきました。明治6年に日本では新暦が導入されましたが、これまでの旧暦と行われてきた行事をそのまま現在の新暦の同月同日に行うという政府の方針から、東京都などでは新暦になっても日付は変わらずに7月15日にお盆を行っています。

旧盆(関東北部、中国、四国、九州、沖縄など南西諸島)

新暦に変わった後、日本の中でも最も多くの地域が取り入れたのが旧盆です。旧盆は旧暦の7月15日を新暦の同日に合わせず、旧暦の7月15日にお盆を行います。新暦での日程は年によって異なるため、8月20日前後ですが日程は固定していません。

月遅れの盆(北海道、新潟、長野、関東南部、関西地方など)

現在最も多くの地域で取り入れられているのが「月遅れの盆」です。7月15日に行われていたお盆をそのまま1ヶ月遅らせて8月15日に行います。7月15日頃は農家では収穫など一番忙しいときですからその時期を避けた地域、または7月は他にも大きな行事があることから8月にずらした地域があるようです。

お盆休みの期間 ~2018年はいつからいつまで?~

会社ではなかなかまとまった休みを取ることができないためにお盆休みを楽しみにしている人も多いですよね。2018年のお盆休みの期間はいつからいつまでなのでしょうか?

スポンサーリンク

一般的に日本でお盆と呼ばれているのは月遅れの盆である8月15日前後で、お盆休みとしては8月13日~16日を採用している会社が多いです。でも、土日がどのように入ってくるかによって、毎年お盆休みの期間は変わってきます。

2018年のカレンダーを見ると、8月11日の「山の日」の祭日が土曜日にあたっています。土日はもともと休みの会社が多いことから、2018年のお盆休みは8月11日から16日の6日間の設定になっているところが多いようです。土用出勤の会社では、2018年のお盆休みはいつもよりも1日長くなりますね。

お盆の行事

お盆に行われる主な行事には迎え火、送り火、盆踊りなどがあります。

迎え火

ご先祖様の霊をお迎えするのが迎え火です。ご先祖様の霊が迷わずに家に帰って来られるように、8月13日(地域によっては7月13日)に火を焚きます。必要なものは、おがらと焙烙(ほうろく)です。焙烙の上におがらを置き、燃やして炎を出してお迎えします。

おがらは麻の皮をはいだあとに残る芯の部分で、清めの意味があると言われています。昔ながらの迎え火は、焙烙とおがらですが、マンションなどでは火をたくことができないため提灯が使われます。

提灯には種類があり、四十九日が開けてからはじめての新盆に当たる家は何の柄も入っていない白提灯を使ってご先祖様がわかりやすいようにして迎えます。2回目以降のお盆については柄入りの提灯が使われます。

送り火

家に帰ってきたご先祖様が再び天に帰っていくお見送りをするときに行うのが送り火です。8月15日から16日(地域によっては7月15日から16日)のお盆の終わりの日に行います。京都の「大文字焼き」や「精霊流し」も送り火です。

送り火のやり方は迎え火と変わりません。ご先祖様たちが天まで無事に帰れるよう祈りながら送り火を焚きます。しっかり見送ってあげましょう。

盆踊り

地域のお祭として行われることが多い盆踊りですが、もともとは宗教的な行事の一つでした。お盆に帰ってきたご先祖様をお迎えし、お見送りするための宗教的な行事だった盆踊りは、最近では出店が出ることも多く、子供たちが毎年楽しみにしているイベントの一つとなっています。

お盆はご先祖様をむかえる大切な行事

最近は核家族化が進んでいるため、お盆休みと言われてもただの夏休みという感覚で特に何もしないと言うお家も多いですよね。キュウリやナスに割り箸を刺し、乗り物に見立てた「精霊馬」を見ることもすっかり少なくなりました。

キュウリは馬、ナスは牛をあらわし、お迎えの時はできるだけ早くお家に帰れるように馬、お見送りはゆっくりと牛で、と言う意味が込められています。お盆はご先祖様をお迎えし、そしてお見送りする大切な行事だということを忘れないようにしたいものです。

お盆を初めて迎える家ではどうしたらよいか準備するものに迷うこともあるかも知れません。迎え火、そして送り火に使う提灯は、新盆の時は必ず柄のない白提灯を使うよう、気をつけてくださいね。またお盆の時期は地域によって異なります。自分の地域のお盆はいつかわからない、という方は、地域の人に確認しておくといいですよ。


コメントは受け付けていません。