フリーランスは確定申告の必要あり?申告は3月15日まで
フリーライターのまいこです。今年も確定申告の季節がやって来ました。2014年10月からクラウドソーシングでお仕事を始め、2015年度からは確定申告しています。確定申告と言うと「税金がとられる」みたいに思ってしまいがちですが、確定申告で税金が戻ってくることも多く、本格的にフリーランスとしてやって行くなら確定申告のことを知っておきたいもの。フリーランスと確定申告についてまとめてみました。
そもそも確定申告って?
確定申告とは1年間の所得額を計算し、収めた税金との過不足を精算する手続きです。クラウドソーシングでお仕事していると「源泉徴収税」が引かれていることがありますよね。この税金が本来支払うべき税額よりも多い場合には戻ってくる可能性があるんです。
確定申告はしなければならないの?
実は会社に勤めていれば、申告の手続きは会社がやってくれます。フリーランスの場合は自分でしなければならないと言うわけです。
また、税金は収入ではなくて「所得」にかかるもの。所得とは収入からお仕事するのにかかった費用(経費)や社会保険控除などの各種控除を引いた金額です。収入と経費・控除を申告することで、正しい納税ができるのです。
フリーランスが確定申告するメリット
「でも、申告しなければ納税しなくてもいいのでは?」そんな風に思ってしまうかも知れませんね。でも、本来税金を払わなければならないのに申告していなかった場合、発覚すれば重加算税・延滞税がかかってしまう可能性もあります。脱税は重大な犯罪。経費や各種控除を認めてもらうためにもしっかり申告しましょう!
フリーランスが認められる「経費」とは
経費とはフリーランスがお仕事するのにかかった費用です。具体的には
- 勉強するための書籍代
- 打ち合わせのための交通費・飲食代
- パソコンや周辺機器、文房具
- 通信費
- 家賃や光熱費の一部
などとなります。領収書を集めておいて、普段から計算しておくと慌てずに済みますね。
ネット経由でお仕事する場合には、インターネットプロバイダー料金や携帯代なども経費に含まれます。自宅でお仕事する場合には、家賃・光熱費の一部も経費として認められますが、すべてが経費として認められるわけではありません。家賃なら仕事に使うスペースに限られますし、光熱費の場合には仕事に使う割合に応じて2~3割を申告することが多いようです。
パソコンなどが10万円を超えた場合には、1年分の減価償却分が経費となります。10万円以下の場合はその年にまとめて計上できるので楽ちんですね。
「確定申告」の具体的な方法は?
確定申告ってなんだか難しそうなイメージもありますが、実際にやってみると意外に簡単です。わからないことがあれば、役場で親切に教えてもらえます。確定申告の簡単な流れと方法をご紹介します。
確定申告の必要書類
確定申告に必要なのは、収入と経費・控除の額がわかる書類です。具体的には
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- 確定申告書B
- 支払調書
- 各種控除証明書
です。さらに
- 印鑑
- 銀行か郵便の預金口座が分かる通帳
と、本人確認のために
- マイナンバーカード または
- 通知カードと身分確認のできる書類
のいずれかが必要なので注意が必要です。
確定申告書は2種類
確定申告書にはAとBの2種類がありますが、Aはお勤めの人用なので、フリーランスはBを使います。税務署でもらえるほか、国税庁のHPからダウンロードできます。
支払調書がない場合は?
支払った源泉徴収税額を証明する「支払調書」は、あれば添付しますがなくても大丈夫!クラウドソーシングの報酬画面を印刷するなどしてしっかり申告しましょう。年度途中で退職した場合など、給与所得があった場合には源泉徴収票も必要です。
控除を受けるには証明書が必要
控除証明書には、社会保険料控除や生命保険・地震保険料控除などがあります。医療費控除を受ける場合にはレシートをまとめて計算しておきましょう。ふるさと納税など「寄附」を行った場合には証明書を添付することで控除を受けることができます。
確定申告の手続き
確定申告は、毎年2月16日から3月15日までの間に
- e-Tax
- 郵送
- 税務署に持参
の3つのうち、いずれかの方法で行います。
インターネットで申告できるe-Taxは還付が早いなどメリットも多いですが、リーダーを購入するなど事前の準備が必要です。
確定申告書を自分で作成できる場合には、税務署に行かなくても郵送すればOK。確定申告書は国税庁HPにある作成コーナーで、パソコン画面に入力することで作成できます。
初めての確定申告は役場での申告がおすすめ!
はじめての確定申告でおすすめなのは、実際に税務署に行って申告する方法です。必要書類を持参して窓口に行けば、わからないところも相談に乗ってもらえます。確定申告の時期には、役場に特設会場が設けられることも多いので、必要書類をそろえてお近くの役場に出かけてみましょう。要領がわかったところで、郵送やe-Taxに挑戦するのがベストです。
フリーランスも確定申告しよう!
フリーランスにとって、控除を受けるためには確定申告が不可欠。税金の戻りがあるとなんだか得した気分になれますよ。スムーズな申告のためには、普段からExcelや会計ソフトなどを使って簡単なメモをしておくのがおすすめです。