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冬至っていつ?かぼちゃを食べる理由とゆず湯の意味を解説!

冬至の日は特に祭日になっているわけではないので、特別なことをせずに過ごしていると言う方も多いのではないでしょうか。

冬至の日にはかぼちゃを食べ、ゆず湯に入るのが良いと言われています。でも、どうしてかぼちゃを食べてゆず湯に入ることになったのでしょうか?冬至の日にかぼちゃを食べたり、ゆず湯に入る理由と知っておきたい正しいゆず湯の入り方についてご紹介します。

冬至とは?2018年はいつ?

冬至は太陽の位置でいつにするかが決まるため、毎年決まった日というわけではありません。北半球において、太陽がもっとも1年で低い位置を通るのが冬至です。太陽の位置が低いために、この日は日照時間が最も短く、つまり夜がもっとも長く昼が最も短くなります。一番太陽が高い位置にある夏至と比べてみると、東京では4時間40分も差があるそうですよ。

冬至は例年12月21日前後となっています。そして2018年の冬至の日は12月22日です。

一陽来復(いちようらいふく)の日

冬至の日は「一陽来復の日」とも呼ばれます。一陽来復と言われてもどのような意味なのか、あまりピンと来ませんよね。一陽来復とは、「陰が極まって陽が生ずる」という意味を表す言葉です。陰が極まるとは陰が終わることを示し、陽が生ずるとは陽が終わることを示します。つまり、一陽来復とは、陰が終わって陽が再び戻ってくるということから、暗い日々が終わって明るい日が戻ってくると言う意味です。暗い時間が長い日が終わり、次の日から少しずつ明るい時間が長くなってくる日といえば冬至ですね。

冬至にかぼちゃを食べるのはなぜ?

冬至の日には「ん」のつくものを食べると良いと言われています。「ん」がつくものを食べれば運が上がると考えられていたため、昔から冬至の日には「ん」のつくものを食べる習慣があるのです。どうして「ん」でなければならないの?と思ってしまいますが、それは「ん」が「いろはにほへと・・・」の最後の文字だからです。

いろはにほへと・・・と続いて最後の「ん」が来たら、その次の日から運が向いてくる。冬至は一陽来復の日ですから、運もやってくるという思いから、冬至の日は運を呼び込もうと「ん」のつくものを食べるようになったようです。

冬至にはかぼちゃを食べるご家庭が多いですが、かぼちゃには「ん」がついていません。冬にとれるものでもないのに、どうして食べるのか不思議ですよね。実は、かぼちゃは昔、なんきんと呼ばれていました。冬至の日は「ん」のつく食べ物が良いと言いましたが、なんきんには「ん」が2回も入っていますから、他の食べ物よりさらに運気が上がると考えられていたのです。冬至にかぼちゃを食べる習慣は江戸時代に広まったと言われています。

かぼちゃは運が良いだけでなく、栄養豊富な食べ物でもあります。かぼちゃに含まれるカロチンには、粘膜を強くして風邪などのウイルスが体内に入らないように予防する働きがあります。その他にもビタミンCやビタミンEなど健康維持に欠かせない栄養素を豊富に含んでいることから「かぼちゃを食べると風邪を引かない」と言われるようになったのです。寒さに負けない体を作るために冬至の日にかぼちゃを食べる習慣は現代もなお受け継がれています。

他にどんなものを食べる?

かぼちゃ以外にも、冬至には食べるとよいとされる食べ物がいくつかあります。

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冬至粥

冬至に食べることがならわしになっているものに「冬至粥」があります。冬至粥とは小豆の入ったお粥です。小豆は鮮やかな赤い色をしていますが、この赤い色は邪気を払うものと考えられているため、小豆が入った冬至粥を食べて邪気を払って運を呼び込もうと、冬至の日には小豆が入った冬至粥を食べるようになりました。

運盛り

冬至には「ん」がつくものを食べて運を呼びこみますが、運盛りとは「ん」がつく食べ物を指します。にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん、これらの「ん」がついていて、しかも栄養価の高いものを食べて、人々は健康を祈ります。

かぼちゃのおしるこ

北海道で冬至の日にかぼちゃのおしるこを食べる習慣があります。栄養価が高く「ん」が2つも入ったかぼちゃ(なんきん)と邪気を払ってくれる小豆を両方食べれば、冬至に大きな運を呼び込めそうです。

冬至うどん

群馬県で冬至の日に食べられているのが冬至うどんです。「ん」がつくうどんに、かぼちゃやにんじん、そして群馬県の名産品で、体の毒素を出すと言われているこんにゃくを入れて食べれば、運気が上がるだけでなく、体が温まって元気に過ごせますね。

ゆず湯の由来

冬至の日にはゆず湯に入ると良いと言われています。どうしてゆず湯がいいのかといいますと、これは語呂合わせから来ているようです。冬至は湯治ゆずは融通がきく、となりますから、融通がきく湯治とは、柚子がきく冬至となります。

柚子が選ばれたのは、語呂合わせだけが理由ではありません。柚子はとても良い香りがしますよね。柚子の香りは邪気を払うと言われています。冬至には運盛りなどを食べて運気を呼び込む習慣がありますが、その前には体を洗って清めたいものです。香りが良くて邪気を払ってくれる柚子湯は厄払いにぴったり。そんなところから、冬至の日にはゆず湯が定番となって、今に至ります。

柚子には厄払いだけでなく、リラックス効果もあります。寒い冬の真っただ中にある冬至の日、ゆず湯に入ってリラックスすれば、次の日はやる気が出て、運気を積極的に呼び込めると言うもの。いろんな意味で、ゆず湯は冬至の日に最適ですね。

ゆず湯の入り方と注意点

ゆず湯にはいろいろな入り方があります。一番簡単なのはそのまま浮かべるという方法です。たくさんゆずを入れられるなら、カットしなくても十分香りが出ますから、そのまま浮かべましょう。市販のゆずで農薬が心配な場合には、ゆずを一度よく洗ってから、お風呂に入れましょう。

ゆずの香りをもっと強く感じたい場合は切って浮かべる方法がおすすめです。切って浮かべると見た目にもきれいですが、お風呂にしばらく入れると中身がばらばらになってしまう危険があります。ばらばらになってしまうと片付けるのも大変になってしまいますので、ゆずを切って使いたいという方は、綿の袋などに入れてからお湯に浮かべてくださいね。

肌が弱い方、または敏感肌の方はゆず湯に入ると肌がヒリヒリしてくる可能性があります。ゆずに入っている成分の一つのリモネンは、血行を促進して体を温めてくれる成分ですが、肌の粘膜を取る作用があるため、肌が弱い人は痒みや痛みを引き起こすことがあるのです。肌の弱い子供、または高齢者の方には刺激が強すぎることもあるので、心配な場合は、柚子をなるべく少なめに入れるか、切らずにまるごと入れるようにしてくださいね。

冬至にはかぼちゃとゆず湯で運を呼び込もう!

冬至のころは毎日寒い日が続いて外に出る元気もなくなりますし、風邪も引きやすい時です。そんな元気を失っているときだからこそ、冬至の日は栄養たっぷりで「ん」がつくかぼちゃを食べ、体を温めて風邪を予防するゆず湯に入りましょう。運気アップにも期待、ですね。

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