この記事はPRを含みます

水回りの掃除にはクエン酸が効く!4つの使い方と活用法を伝授

毎日使うお風呂やトイレなどの水回り、掃除したつもりでもすぐ汚くなって嫌になってしまいますね。きれいにするのは大変なのだけれど、衛生面を考えてもきれいにしておきたい水回りの掃除に効果的なのがクエン酸です。

クエン酸があれば面倒な水回りの掃除も楽に終わらせることが出来ます。そもそもクエン酸とはいったい何なのでしょうか?クエン酸の特徴と効果とは?掃除するときのクエン酸の使い方は?水回りの掃除をするときにぜひ用意してほしいクエン酸についてまとめました。

クエン酸とは

クエン酸とは、食事の中に含まれている酸味の元になる物質です。レモンやミカンなどの柑橘系のフルーツや梅干しなどの食品の中に含まれており、加工食品やサプリメントの添加物としても良く使われています。

柑橘類や梅干しなどから取り出された白い粉状のクエン酸は、100円ショップや量販店などで簡単に手に入ります。クエン酸は無色無臭で食品にも含まれている安全な物質です。酸性の性質があり、アルカリ性の汚れを中和して落とします。掃除に使うクエン酸は、掃除用または工業用として売られています。

クエン酸の特徴と効果

クエン酸は酸性の特徴があり、消臭・抗菌作用が期待できます。

酸性

汚れを落とすためには汚れの性質とは反対の性質を持っている成分の入っているものが必要です。酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、その反対にアルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使います。酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れを中和して落とす効果があります。

クエン酸が威力を発揮するのは、アルカリ性の汚れです。

  • 水垢(水道水のカルシウムやミネラルが固まったもの)
  • トイレの尿石
  • お風呂の石鹸カス
  • たばこのヤニなど

消臭

トイレの黄ばみに伴うアルカリ性のアンモニアの臭いはクエン酸で中和できます。

抗菌作用

クエン酸は雑菌の繁殖を抑える抗菌作用があるため、除菌にも効果的です。

クエン酸の使い方は4つ

クエン酸は主に4つの方法で使います。掃除する場所や汚れにより効果的な方法を選びましょう。

水に溶かす

クエン酸を水に溶かしてスプレーボトルに詰めてクエン酸スプレーとして使うと、お風呂やキッチン、リビング、カーテンやフローリングなどいろいろなところの掃除に使えて便利です。

お風呂やキッチンはクエン酸スプレーを汚れたところにかけてスポンジでこするだけ、トイレもクエン酸スプレーをかけてトイレ用のたわしや布を使ってふき取るだけです。リビングなどのフローリングは床にクエン酸スプレーをふきかければ除菌できますし、カーテンやソファカバーはクエン酸スプレーをかければ洗濯しなくても臭いを中和できます。

クエン酸スプレーを作るにはクエン酸、水、そしてスプレー容器を用意します。まずはスプレーボトルの中に水を100ml入れ、クエン酸小さじ2杯を加えてボトルを振りクエン酸と水を混ぜ合わせて作ります。基本の量はこの割合ですが、用途によっては少しクエン酸を増やしてもよいでしょう。

そのまま粉で

クエン酸は水に溶かさなくても粉のままで使うこともできます。電気ポットや食洗器など水を使う家電に使う場合は、粉のまま入れてください。電気ポットを掃除する場合は、クエン酸大さじ2杯を入れてからお湯が沸かせる目盛りまで水を入れて水をかき混ぜ、お湯を沸かして2時間置いて捨てましょう。汚れがまだ残っていたらスポンジでこすれば、汚れをきれいに落とすことが出来ます。

クエン酸ペースト

頑固な汚れを落とすときはクエン酸ペーストを使うと効果的です。クエン酸ペーストはクエン酸大さじ3杯に対して水小さじ1杯を混ぜてどろっとした感じに作ります。

クエン酸ペーストを汚れに塗ったら30分ぐらい置いて、ペーストをブラシでこすります。最後に水でペーストを洗い流せばお掃除完了です。

重曹と一緒に

クエン酸は重曹と一緒に使うことで、より効果を発揮します。汚れの上に重曹をかけ、その上にクエン酸水を回しかければ泡が発生して汚れを浮かび上がらせることが出来ます。重曹と一緒に使えば、汚れを落とせるだけでなく除菌、消臭効果も得られます。

スポンサーリンク

クエン酸の活用法

クエン酸は水回りの掃除に最適な洗剤で、特に次の場所に活用するとよいとされています。

キッチン(シンク、蛇口、排水口)

シンクの斑模様、蛇口の水垢、排水口のぬめりにはクエン酸が効果的です。

シンクや蛇口にはクエン酸水のほかにキッチンペーパーを使います。シンクにはキッチンペーパーをあてた上にクエン酸水をかけ、蛇口にはクエン酸水をふきかけたキッチンペーパーをはりつけて輪ゴムで巻いてそれぞれ放置します。2時間ほど放置したらスポンジなどを使って水垢をこすり落としましょう。

排水口にはクエン酸と重曹を混ぜ合わせたものを使います。排水口のまわりに重曹をまき、沸騰させたクエン酸水(水2リットルに対してクエン酸大さじ1杯)をかけると泡が立ちます。泡が落ち着いたら水で流せばぬめりはきれいに取れます。

洗面所(シンク、鏡)

クエン酸はシンクや鏡の水垢取りにも活用できます。

シンクはクエン酸水をひたしたキッチンペーパーを貼りつけて2時間ほど置き、キッチンペーパーをはがしたらスポンジを使って水垢をこすり落とします。鏡にはクエン酸水をひたしたキッチンペーパーを貼っていき、上からラップをします。3時間ほどたったらラップをはがしてスポンジで水垢をこすり落としてください。

トイレ

トイレの尿石は一度できてしまうと取るのが大変になります。クエン酸を使ってこまめにお掃除しましょう。

クエン酸水は尿が跳ね返りやすい便器ののふちの裏にふきつけてトイレブラシでこすります。そうすれば尿石が落とせますから、トイレの黄ばみや悪臭を防げます。

家電(電気ポット・電気ケトル、食洗器、加湿器)

電気ポットや電気ケトルの底の白いもやもやはクエン酸を使ってきれいに取ることが出来ます。電気ポットやケトルを満水にして大さじ1杯ほどのクエン酸を入れ、お湯を沸かしたら1時間ほどひたして水垢を分解させます。そうしたら、中のお湯を捨てて水ですすぎましょう。まだ水垢汚れが残っていそうなら、同じ方法でもう1度繰り返します。

食洗器はお皿にたまったごみなどを取り除いてから洗剤投入口にクエン酸をスプーン1杯ほど入れ通常コースで運転します。加湿器は電源を切ってから部品を外し、洗面台のシンクに水をはって1リットルの水に対して大さじ1杯のクエン酸を入れてクエン酸水を作った中に部品をつけおき洗いします。3時間ほどったらきれいな水ですすぎ、乾燥させたら元通り取り付けて完了です。

お風呂(鏡、浴槽、洗面器・イス、シャワーヘッド)

鏡の水垢は洗面所と同じくクエン酸水をひたしたキッチンペーパーを貼ってラップをして、3時間ほどしたらはがしてスポンジでこすり落とします。スポンジはメラミンスポンジを使うとより効果的です。

浴槽はキッチンペーパーを汚れの上にあててクエン酸スプレーをかけ、1時間から2時間ほどおいてからスポンジではがして洗い流します。洗面器やいすは汚れの上にキッチンペーパーをはがしてスポンジで汚れをこすり落としてシャワーで洗い流します。

シャワーヘッドは洗面器に作ったクエン酸水の中に入れて1時間ほど置いたら歯ブラシでこすり落とし、全体をスポンジで洗ったら完了します。

クエン酸掃除の注意点

クエン酸を使った掃除にはいくつかの注意すべき点があります。

塩素系漂白剤と混ぜるのは厳禁!

クエン酸は食品の中にも使われるものなので基本的には危険のない安全なものなのですが、カビ取り剤のような塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスを発生するので危険です。混ぜなくても時間を空けないで使うと中の配管で混ざってしまう危険がありますから、お風呂場などで使うときは塩素系漂白剤と続けて使うのはやめましょう。

適さない素材がある(大理石・金属)

クエン酸を大理石の掃除に使うと酸性の成分が大理石を溶かしてしまいますし、金属に使うと金属を錆びさせてしまいます。もし間違ってクエン酸がかかってしまったら、すぐにしっかりとふき取ってください。

クエン酸を使えば頑固な水垢汚れも取れてピカピカに

水回りについた頑固な水垢汚れ。気にはなっていても、あきらめている方もいらっしゃるでしょう。でも、放っておけば水垢汚れはどんどん取れなくなってしまいます。気づいたときにクエン酸で水垢汚れをとって、水回りをピカピカに保ちましょう。

コメントは受け付けていません。