おせちに「ゆりね」を入れる理由は?おいしい食べ方もご紹介

ゆりねといえば、昔からおせちに入っている定番の食材です。でも現在はおせち料理をお正月に食べる家庭は多いものの、食事の好みがだんだんと変わっているために、昔ながらの和風のおせちではなく、洋風や中華のおせちを食べるという家庭も多く、ゆりねを知らない人も増えているようです。

ゆりねは関西地方で特に好まれる食材です。東京など関東の人にとっては、あまり馴染みがないのかもしれません。でも実は、栄養たっぷりでおせち以外にもさまざまな料理に「使える」食材なんです。おせちに入れる理由から美味しい食べ方まで、ゆりねについてまとめました。

ゆりねとは

ゆりねとは、その名前からわかるようにユリですが、正確に言えば根っこではなく球根です。ユリの中でもオニユリ、ヤマユリ、またはスカシユリの球根がアクが少ないため食用として食べられています。

産地としては北海道が有名で、現在では全国の生産量の98%を占めています。ゆりねはそのほとんどが関西地方で消費されています。関西といえば京料理が有名ですよね。ゆりねは高級食材として知られており、関西の中でも主に京都の料亭などで会席料理の一品として使われるようです。

ゆりねは高級食材というだけでなく栄養価も優れており、古くから薬用として使われてきました。主成分は炭水化物で体の中に入ると動く原動力になるエネルギーへと変わります。ゆりねには、炭水化物以外にカリウムも豊富に含まれており、筋肉の収縮をスムーズにする効果、高血圧予防の効果が期待できます。

食物繊維が豊富なので老廃物の排泄を促す効果が期待できるほか、滋養強壮や利尿、咳止め、精神安定など、さまざまな効果も期待することができます。ビタミンB群、ビタミンCなども豊富ですから美容を気にする女性にもおすすめの食材です。

おせちに「ゆりね」を入れる理由

お節に、ユリ根
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おせち料理に入っている食材はそれぞれ縁起をかついでいますよね。ゆりねも、他の食材と同じく大切な意味合いがあります。

ゆりねの形を見ると、鱗茎が花びらのように一つ一つ重なり合っていることがわかります。その形からゆりねは歳を重ねる、または仲がよい意味を持つとされ、吉祥の象徴とされました。それ以外にも、鱗弁が重なり合っている様子から、子宝にも見立てられ、「子孫繁栄」の食材とも言われています。さらに、昔から薬用として食べられてきたことから、無病息災を願って食べる人も多いです。

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「ゆりね」のおいしい食べ方

ゆりねはおせち料理だけでなく、和風はもちろん洋風料理としてもおいしくいただけます。

おせち料理の定番

ゆりねをおせち料理で使うのならばふくめ煮やきんとんがおすすめです。

ふくめ煮は薄めのやさしい味付けにすると、香りが甘みが残り、ホクホクとした触感を楽しむことができます。ゆりねはきんとんにしてもおいしいです。ほんのりと優しい甘みが残るゆりねきんとんはとても上品な味わいですよ。

おすすめの食べ方

ゆり根ご飯

ゆりねは炊き込みご飯に入れてもおいしくいただけます。ゆり根ご飯にする場合は、特に他に具材を入れる必要はありません。ゆりね以外に入れるのは昆布と塩だけ。ゆり根とご飯を一緒に炊くだけで、ほっくりしていて甘みの中にほろ苦さもあるゆり根ご飯ができあがります。

天ぷら

下ごしらえせず簡単に料理したければ天ぷらが良いでしょう。ゆりねの天ぷらは一枚ずつゆりねを剥いでから水気を切って揚げるだけ。じゃがいものような食感でほくほくのゆり根の天ぷらを食べることができます。

茶碗蒸し

京都の懐石料理に登場するようなちょっと上品なゆりねの料理にチャレンジしたいなら茶碗蒸しがおすすめです。ゆりねのほっくりした食感は茶碗蒸しにぴったりで、ほんのりした甘さに癒やされますよ。

ホイル焼き

ゆりねは懐石料理など和食に使うだけでなく、いろいろな料理に使うことができます。中でも簡単に作れておいしいのがホイル焼き。ゆりねをホイルに包んで、バターやマヨネーズをかけてからホイル焼きをすれば、じゃがいものホイル焼きのような感じで食べることができます。

グラタン

ゆり根はホワイトクリームとも相性がよい食材です。エビやハム、たまねぎ、マカロニなどと一緒にホワイトクリームで味付けをしたグラタンは、ジャガイモのグラタンとはまた少し違った味わいでまろやかでおいしいです。

ポタージュスープ

真っ白なゆり根はポタージュスープにするのもおすすめです。ゆり根に玉ねぎ、あとはバターに牛乳、固形スープなどで味付けをすれば、ホクホクしていて甘みがある中にほんのり苦味を感じるおしゃれな白いポタージュスープが完成します。

おせちだけではもったいない!

栄養価が豊富で、美容にも健康にも良いゆりね。高級感があるだけでなく、栄養価も豊富でとても美味しいですから、おせちに限らず、普段の食材に取り入れてみませんか?上品な味わいにくせになるかもしれませんよ。


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