この記事はPRを含みます

ターンオーバーとは?乱れる原因と正常化のコツを解説!

美肌を維持するために何か気をつけていることはありますか?肌は毎日呼吸をしていて、常に新しい肌に生まれ変わっています。そのターンオーバーが乱れてしまうと、肌は元気を失ってトラブルを起こすことに… 肌のターンオーバーを守ることは非常に大切なことです。

いつまでも若々しい美肌を維持したい方のために、ターンオーバーの仕組みや周期、乱れる原因や正常にするためのコツについてまとめました。

ターンオーバーとは

ターンオーバーとは英語でTurn Overと書き、「入れ替わる」という意味です。美容でこのターンオーバーという言葉を使うときは、肌の表皮部分の新陳代謝、つまり肌の生まれ変わりのことを指します。

人の肌は生まれてからこのターンオーバーが繰り返されています。常に古い皮膚が剥がれ落ちて新しい皮膚が生まれているために、肌は健康な状態を保つことができているのです。肌のターンオーバーは人の肌にとって大切な欠かすことのできないものです。

ターンオーバーの仕組み

人の肌は表皮、真皮、そして皮下脂肪の3層に分かれています。そして表皮はさらに以下の4層に分かれます。

基底層(きていそう)

下にある真皮層の毛細血管から栄養を受け取って生まれた細胞は、基底層で細胞分裂を繰り返します。基底層には色素細胞のメラノサイトが存在し、紫外線などの刺激を受けるとメラニン色素を出して、真皮層へ刺激が行かないように肌を守ります

有棘層(ゆうきょくそう)

基底層で細胞分裂が繰り返されて押し上げられたもので作られていて、4層の中で最も厚いのが有棘層です。細胞の間にはリンパ液が流れており、栄養を運び、老廃物を外に押し流します。体に入り込んだウイルスやカビに反応して、ウイルスやカビが外に出ようとしたときに、アレルギー反応を起こしてしまいます。

顆粒層(かりゅうそう)

有棘層がさらに外に押し上げられたものが顆粒層です。ケラトヒアリン顆粒を含むことから顆粒層と名付けられました。角質層に近い部分にあるタイトジャンクションには物質の通過を制限するバリア機能があります。

角質層(かくしつそう)

肌の中でも一番表面の部分にあるのが角質層です。角質層は0.02mmという非常に薄いものですがバリア機能があり、肌が外の空気にさらされても乾燥しないのはこの角質層のおかげです。

角質層には角質細胞間皮質や天然保湿因子(NMF)があり、細胞内の水分を保ってくれます。角質層は最後には垢になって剥がれ落ちてしまいますが、美肌を維持するためにはこの角質層を守ることが大事だとされています。

ターンオーバーの周期

肌のターンオーバーの周期は部位によって違いがあります。平均すると基底層から顆粒層までが14日から42日。角質層まできて剥がれ落ちるまでが14日ぐらいですから、だいたい28日から56日が1周だと言われています。

年齢とともにターンオーバーの周期は長くなり、若い頃は1ヶ月も立たないうちにターンオーバーしていた肌も30代をすぎれば45日たたないと1周が終わりません。でも、ターンオーバーは長くても28日から56日ですからたとえ乱れたとしても肌を通常の状態に戻すのは比較的容易です。

これに対し真皮の生まれ変わりは5年から6年かかるといいますから、真皮層にダメージが及んでしまうと元の状態に戻すのはとても大変で時間がかかります。

スポンサーリンク

早いのも遅いのもダメ?乱れる原因

若いうちはターンオーバーが早かったのだからターンオーバーは早い方がいいのかと思ってしまいますよね。実は早すぎるターンオーバーにも問題はあります。

肌の角質は潤いを保つために大事な成分です。しっかり角質層が作られていないうちに皮膚の細胞が押し上げられてターンオーバーされてしまうと、肌は潤いを保つことができなくなって乾燥が進んでしまいます。その反対にターンオーバーが遅ければ、うまくターンオーバーが進まずに古い角質が剥がれ落ちることなく肌に残ってしまい、角質肥厚という状態になってしまいます。

ターンオーバーが乱れる原因はいくつか考えられます。

加齢

肌のターンオーバーが崩れる原因として最も大きなものは加齢です。年齢とともに新陳代謝は落ちてきますからターンオーバーされるまでの周期も長くなります。周期が長くなればターンオーバーは不安定になって乱れやすくなります。

ホルモンバランスの乱れ

毎回生理前になると肌の調子が崩れる方がいますが、それはホルモンバランスの乱れが原因です。女性ホルモンの分泌量が減ったりすれば生理周期が乱れてホルモンバランスも乱れ、正常なターンオーバーができなくなります。

もう一つ、成長ホルモンも乱れると肌のターンオーバーを乱す原因となります。睡眠不足の日が続くと、本来ならば睡眠中に分泌される成長ホルモンがうまく分泌されないため、ターンオーバーも乱れて遅くなってしまいます。

ストレス

現代人は常にストレスにさらされていますが、人は強いストレスを受けるとホルモンバランスが乱れて肌のターンオーバーも進まなくなります。ストレスは女性にとって大敵です。

間違ったスキンケア

肌をきれいにしようと頑張りすぎてしまって洗いすぎたりピーリングをやりすぎたりする人がいます。しかしこの方法では肌のターンオーバーを早めてバランスを崩してしまうだけですから、やりすぎはいけません。また、高い効果を期待してピーリングを頑張りすぎる方、または刺激の強い成分が入っている化粧品を使う方もいますが、それも肌のターンオーバーには大きなダメージを与えます。

紫外線のダメージ

人は外だけでなく家の中にいても紫外線のダメージを受けます。ダメージを受ければ肌が早く状態を修復させようと頑張るために肌のターンオーバーが早くなってしまうこともありますし、ダメージから肌を守ろうと働きかけて角質肥厚の状態を引き起こす可能性があります。

ターンオーバーを正常にするコツ

肌のターンオーバーを正常にするためには、健康的な生活を送ることが必要です。

まずファストフードやコンビニなどで食事をすることが多い人は、栄養バランスを考えて食事をするようにしてください。ストレスがたまると代謝が悪くなって肌のターンオーバーが乱れます。ストレス解消のためには好きなことをしたり、ウォーキングなどの有酸素運動をして体を動かすのもよいでしょう。

家に帰った後は、ストレスを溜めないように仕事のことなどは考えないこと、十分睡眠をとることなどを心がけ、きちんとスキンケアをすることで自分を輝かせてくださいね。毎日きちんと肌のお手入れをして、規則正しい生活を送っていれば、ターンオーバーが正常の状態になりますから、肌荒れなどの肌トラブルはなくなります。

肌のターンオーバーを正常に保って美肌を作ろう

一度乱れてしまったターンオーバーは一日で正常な状態にできるというわけではありません。睡眠をしっかりとったり、栄養バランスの取れた食事に変える、そしてストレスがたまらないように毎日ストレス解消につとめるなど、いろいろな努力が積み重なってようやく整えることができます。ターンオーバーの乱れで肌の調子が悪いという方は、毎日健康的な生活をおくるよう、心がけてくださいね。

コメントは受け付けていません。