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オリーブオイルの種類!特徴・選び方と使い分けのコツ

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ヘルシーなイメージのあるオリーブオイルは、今ではどこの家庭でもおなじみのものとなりました。サラダに風味をつけるためにかけたり、炒め物をするときに使ったり… オリーブオイルを好んで使っている人は多いですよね。

健康にも美容にも良いと人気のオリーブオイルですが、オリーブオイルには種類があります。種類が違えば特性も違うため、使い方も少し変わってくるのですが、オリーブオイルをちゃんと使い分けている?と聞かれると、答えられない人も多いのでは?

より効果的に使うために、オリーブオイルの種類や選び方、使い分けの方法などについてまとめました。

オリーブオイルとは?

オリーブオイルはそもそも他のサラダ油やごま油などとはどこが違うの?そんな疑問が湧いてきますね。サラダ油やごま油、またはひまわり油などはすべて種から絞るのに対し、オリーブオイルはオリーブの生の果肉を絞った油で、オリーブを絞ったジュースのような感じです。ですから、味と香りの高さが、種を絞って作った他の油とは違います。

オリーブオイルは製法と品質でいくつかの種類に分けられます。オリーブオイルの名産地として知られ、特にオリーブオイル生産量が多いイタリアでは、法律によってオリーブオイルを厳密に分類しています。その種類の中で、日本で売られているオリーブオイルは以下の2種類です。

ヴァージンオリーブオイル

ヴァージン

科学的に処理をしておらず、粉砕や圧縮をすることでできあがったものがヴァージンオリーブオイルです。完熟したもの、または完熟する手前のオリーブの実を絞り、フィルターで濾して作ります。ヴァージンオリーブオイルは、酸度が2%以下、色はイエローグリーンをしています。

エクストラヴァージン

ヴァージンオリーブオイルは酸度が低ければ低いほど酸化していないため、高級なオイルだと言われています。ヴァージンオリーブオイルの中でも酸度が0.8%以下ともっとも上質なオリーブオイルが、エクストラヴァージンオリーブオイルです。オリーブオイルの風味や香りは産地によって違いはありますが、エクストラヴァージンオリーブオイルは酸度だけでなく、風味も香りも最高級です。

ピュアオリーブオイル

ヴァージンオリーブオイルにするには香りや風味が規定まで届かなかったり、酸度が強すぎたオリーブオイルを中和して、漂白や脱臭、脱酸などの科学的な処理をすることで精製したもの精製オリーブオイルに、エクストラヴァージンを混ぜて食用としたものがピュアオリーブオイル、またはオリーブオイルです。

ピュアオリーブオイルの中にどのぐらいのエクストラヴァージンオリーブオイルが入っているか、その割合は製品によって異なります。ピュアオリーブオイルの酸度は1%未満、色は薄めの黄色です。

栄養価の違いは?

オリーブオイルは健康や美容に効果がある栄養価の高いオイルですが、ヴァージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルは栄養価の高さが違います。

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ヴァージンオリーブオイルは科学的な処理がされておらずオリーブを絞っただけで作られたものですから、ポリフェノールなどがそのまま残っています。だからといって、ヴァージンオリーブオイルならたくさん使っても太らない、というわけではありませんが、美容を考えている人、またはダイエット中の人にとっては、ピュアオリーブオイルよりもエクストラヴァージンオリーブオイルを選ぶのがよいでしょう。

オリーブオイルの選び方と使い分けのコツ

オリーブオイルは何の料理に使うかによって使い分けると良いでしょう。

スープにたらしたりパンにつけたり、マリネやサラダのドレッシングとして使うなど、そのままかけて食べるというときに使うならばヴァージンオリーブオイルがおすすめです。ヴァージンオリーブオイルは香りも風味もとても良いですから、ちょっとかけただけでも高級感ある素敵なお料理になります。特に最高級と言われているエクストラヴァージンオリーブオイルは何にかけてもよいです。オリーブの実の完熟度によって香りも違ってきますから、いくつかのヴァージンオリーブオイルを自分の好みで使い分けるのも楽しいですね。

出来上がった料理にオリーブオイルをたらしたいときもヴァージンオリーブオイルが良いですが、料理によって同じヴァージンオリーブオイルでも使い分けができると最高です。香りが甘いヴァージンオリーブオイルは鶏肉やクリーム系の料理に、お刺身や青魚にかけるならフレッシュな香りのヴァージンオリーブオイルが合います。

炒め物の油としてオリーブオイルを使うときはピュアオリーブオイルが良いでしょう。炒め物に使うときはサラダ油のような感覚で使ってください。ヴァージンオリーブオイルが炒め物に向かないというわけではないのですが、炒め物にはけっこうな量の油を使いますから、ちょっと高級なヴァージンオリーブオイルだと使うことがもったいなく思ってしまいますよね。そう考えますと、気軽に使えるピュアオリーブオイルのほうが炒めるときには使いやすいです。

揚げ物にオリーブオイルを使うならばヴァージンオリーブオイルがおすすめです。揚げ物には油をかなり使いますが、ヴァージンオリーブオイルで揚げ物をするとカラッと揚がって美味しさが違います。

容器や保存方法も重要!

オリーブオイルを選ぶときは容器をチェックすることもポイントです。オリーブオイルは光に弱いため、日光でなくても蛍光灯の明かりが当たっただけで酸化が進んでしまいます。ちょっと光をさえぎるぐらいで置いておくとどんどん酸化が進んでしまいますから、遮光のプラスチックボトルに入ったものより、しっかり遮光される瓶に入っているものを選んでください。

オリーブオイルは酸化を防ぐために保存場所も考えましょう。いつもキッチンで使うからとキッチンのコンロの直ぐ側に置いたり、うっかり日当たりの良い窓辺においてしまいがちですが、それではせっかくのオリーブオイルの風味や香りがなくなってしまいます。必ず直射日光が当たらないところに置き、そして1ヶ月か2ヶ月ぐらい使い切るようにしましょう。紫外線を防ぐためにはアルミホイルを巻いておくのもよいでしょう。

長期保存したいからと冷蔵庫に入れる人もいるかも知れません。オリーブオイルは冷やすと白い濁りやかたまりができたりしますが、瓶ごとぬるま湯で温めるともとに戻りますから大丈夫です。売り場で売っているオリーブオイルのボトルの底に白い濁りが沈んでいることもありますが、それは混ぜものがないピュアで良質なオリーブオイルの証拠です。オリーブオイルの中に黒い濁りがあるものもありますが、それもオリーブオイルの成分ですから気にしないで使ってください。

オリーブオイルはお料理によって使い分け!

栄養価も高く体に良くて、しかも香りや風味も良いオリーブオイル。産地などによっても風味や香りが異なるオリーブオイルは、いろいろ試してみたくなりますね。風味が落ちてせっかくの味がなくなってしまわないように、1ヶ月から2ヶ月で使い切ることを目安にして、上手に毎日のお料理に使っていきましょう。

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