お酢の種類と選び方!味の特徴から使い分けのコツまで徹底解説

お酢は美容や体に良いと言われ、最近は大注目されるようになりました。料理に使ったり、飲んでみたり、と使い方もさまざまですが、お酢にはたくさんの種類があり、それぞれ味や特徴に違いがあります。種類から上手な使い方、期待できる効果まで、お酢についてまるっとご紹介します。

お酢の種類

日本でもっともよく使われているのは穀物から作る穀物酢ですが、世界的に見るとお酢にはたくさんの種類があることがわかっています。その数はなんと4000種!お酢はお酒を発酵して作りますから、お酒の種類の分だけお酢にも種類があるのです。お酢はそれぞれ成分も違いますし、風味も違います。4000種の中でも、よく使われるお酢についてお話します。

穀物酢

穀物酢の原料は米や麦、とうもろこし、酒粕などで、それらを醸造するとできあがります。

穀物酢は、原料の種類や割合によってそれぞれ味に違いがありますが、どれもさっぱりした味わいであることが特徴です。酢の酸味も他の種類の酢と比べて低めですし、旨味や甘味、香りは穏やかで、スッキリしています

味に癖がなく、価格も手頃で手に入れやすい穀物酢は、さまざまな料理に使われます。和洋中、どれにもよく合いますし、料理の下処理として使うこともあります。特に煮物や和え物、ドレッシングに入れたり、味付けとして穀物酢を使うことは多いです。味付け以外にも、肉を柔らかくするために使うこともできますから、一つあるととても重宝するお酢です。

米酢

主な原料として米を醸造して作ったお酢です。米だけを用いて作ったものを「純米酢」そして他の穀物を加えてあるものを「米酢」と呼びます。

米酢は穀物酢と比べると酸味は少し強く、濃厚で米ならではのコクや甘みがあります。クエン酸がしっかり入っていることから、他の種類のお酢よりも疲労回復効果は高いと言われています。

米酢は和食や中華料理を作る時、または風味がしっかりしているためお料理の隠し味としても使うことができます。米で作られていることから特に和食にぴったりで、特に酢飯を作るのはおすすめです。それ以外の使い方としては、サラダやマリネなどの加熱をしない料理がおすすめです。

黒酢

黒い色をしていることからその名がつけられたのが黒酢です。黒酢は米とこうじ、そして水を大きなツボに入れて密閉して、外で1年から3年間発酵、熟成させて作ります。

黒酢はまろやかな酸味と甘み、コクがあることが特徴です。アミノ酸がそのまま豊富に入っているため、黒酢はすぐに体内でエネルギーに変わります。ですから、黒酢には疲労回復効果を期待することができますし、アンチエイジング効果があることも指摘されています。

黒酢には他のお酢にはない独特の風味があります。ですから、中華料理や魚介料理を作るとき、またドレッシングとして使うと良いでしょう。それ以外に、黒酢は果汁飲料と混ぜてジュースとして飲むこともおすすめです。

果実酢

果実から作られた果実酢も人気があります。

りんご酢

原料にりんごを使って作ったお酢がりんご酢です。りんご酢は爽やかな甘味があって酸味が少ないことが特徴です。中にはカリウムが多く含まれており、むくみや高血圧などに効果があると言われています。便秘症の方にも効果が期待できることがわかっています。

リンゴ酢はドレッシングを作ったり、ピクルスやマリネなどに使うなど、主に洋食を作るときに使うことが多いです。それ以外にデザートとして、または薄めて飲み物として飲むことがおすすめです。

ワインビネガー

原料にぶどうの果汁を使っているお酢がワインビネガーです。ワインにも赤ワインと白ワインがありますが、ワインビネガーにも同じく赤と白の2種類があります。

ワインビネガーは酸味が強く赤は重みと深い味わいがあることが特徴で、白は反対にさっぱりした味が特徴です。お酢の効果だけでなく、ワインの原料が入っていることからポリフェノールの抗酸化作用が期待できることから美肌や老化防止のために使う方も多いです。

ワインビネガーはドレッシングやマリネを作るときによく使います。

バルサミコ酢

ワインビネガーと同じく、原料にぶどうを使って作るお酢です。バルサミコ酢は北イタリア地方で1000年前から作られており、木樽で3年から7年、発酵熟成させて作ります。

バルサミコ酢は3年から7年という長い間発酵熟成することから味に深みや甘みがあり、独特の香りもあります。

バルサミコ酢は洋食を作るときにピッタリのお酢です。味付けとして少し加えるだけで、普通の洋食がイタリア料理のような味わいに変わります。サラダのドレッシングとして、またはマリネとして使うこともありますが、火を通して酸味を飛ばすとより独特の深みや甘みが強くなるため、火を通す肉料理や魚料理によく使われます。

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調味酢が人気

 

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最近はお酢に砂糖や醤油、香辛料などの調味料を加えて味を調節して作った調味酢がたくさん登場し、人気となっています。調味酢は、加工酢、または合わせ酢と呼ばれることもあります。味がついている調味酢はもちろんそのまま使うこともできますが、アレンジして使うこともおすすめです。

調味酢の中でももっとも人気があり、その人気は穀物酢を凌ぐほどだと言われているものがミツカンの「カンタン酢」です。カンタン酢は発売時からじわじわと売上を伸ばし、大規模な広告を展開してからは爆発的に売れ、現在はミツカンの看板商品にまで成長しました。

それ以外にも人気の調味酢としてあげられるものが「やさしいお酢」「すし酢」です。「やさしいお酢」はマイルドな味わいの調味酢で、お酢特有のツンとくる感じが苦手な人でもおいしく食べることができます。あっさりした酢の物を作りたい、また普段の料理をちょっとさっぱりさせたいときに良いでしょう。

また、「すし酢」はその名前のとおり、お寿司を作るときの合わせ酢です。自分で合わせ酢を作るのはちょっと手間がかかりますが、「すし酢」ならばお酢と砂糖、塩がバランスよく入っているため、そのままご飯に混ぜるだけですし飯が完成します。すし酢はお寿司以外にノンオイルドレッシングとしてサラダにかけても美味しいですし、普段の料理にひと味加えることもできますから、まさに万能調味料です。

お酢の効果

お酢を料理に使ったり飲んだりすると、次のような美容、健康効果が期待できます。

ダイエット

お酢の中にはアミノ酸とクエン酸が多く含まれていますが、これらの成分は脂肪の燃焼を助けます。また、血糖値の上昇を抑えたり、便秘解消効果もあることから、ダイエット効果が期待できます。

疲労回復

体を動かした後、または仕事から帰った後の疲労を回復させるためにもお酢は効果を発揮します。お酢が体の中に入ると、疲労の原因となる乳酸を分解して体を酸性からアルカリ性に変えてくれるため、疲労回復効果が期待できます。

高血圧予防

高血圧は生活習慣病などを引き起こす原因となりますが、お酢は血圧の上昇を抑える効果があり、飲み続けることで高血圧の体質を改善し、高血圧予防につなげることができます。

腰痛肩こり改善

血流が悪くなって血液がどろどろになれば腰痛や肩こりを引き起こします。お酢はドロドロになった血液を流れやすくしてくれるため、肩こりや腰痛が改善されて楽になります。

腎臓結石の予防

40歳以上の男性は腎臓結石に苦しむ人が増えてきます。お酢のクエン酸は腎結石が成長しないよう抑える働きがあり、酢を取り入れることで腎臓結石を予防する効果が期待できます。

お料理の基本!お酢を上手に使い分けよう

お料理をするときに欠かせない調味料の基本である「さしすせそ」の「す」は「お酢」のことです。

さ(砂糖)し(塩)す(お酢)せ(醤油)そ(味噌)これらをいろいろ組み合わせて使ってこそ美味しい料理を作ることができます。さまざまな種類のお酢を賢く使い分けて、お料理上手を目指しましょう。


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