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「かけるオイル」が大人気!おすすめと使い方のコツを解説

油といえば、これまで炒め物に使う、または揚げ物に使うというイメージが強かったですよね。しかし、今、大人気でどんどん需要が増えているのが「かけるオイル」です。オイルにはいろいろな種類があります。一般的なサラダ油以外に、風味たっぷりのオリーブオイルやココナッツオイル、アマニ油など、これらが「かけるオイル」として人気を集めています。

かけるオイルをプラスすることで、いつもの家庭料理が風味や香りたっぷりのおしゃれな料理に変わります。かけるオイルにはどのような種類があって、どのように使い分けたら良いのでしょうか。また、オイルをかけるときに気をつけたい注意点とは何なのでしょうか。お料理をおいしくしてくれるだけでなく健康にも良いと大注目を受けているかけるオイルについてご紹介します。

かけるオイルがおすすめの理由

かけるオイルはどうしておすすめなのか、それはただ料理をおしゃれにしてくれるというだけでなく、健康に良い効果があるからなのです。

これまで油=太るというイメージから油を敬遠していた人も多いでしょう。ダイエットを気にする人で、サラダにドレッシングをかけるときはノンオイルドレッシングを使っていた人もいるのでは?

しかしサラダに油をかけると、味が良くなると言うだけでなく栄養価もアップするということが、アメリカのアイオワ大学の発表によりわかりました。オイルを少量サラダにかけると、リコピンやビタミンK、ビタミンA、ビタミンEなど8種類もの野菜の栄養が体に吸収されやすくなるのだそうです。

食べ物から栄養を効率よくとることができれば、がんの予防など健康効果もアップします。ドレッシングでなくても、油を大さじ1杯から2杯、サラダにかければ野菜の栄養の吸収率はかなり高くなります。オイルは太ると諦めていた人も、これからは我慢しないでサラダにドレッシングや油をかけましょう。

かけるオイルの種類と使い分けのコツ

料理にかけて使うのに適したオイルと使い方についてご紹介します。

オリーブオイル

イタリアやスペイン、ギリシャ、チュニジアなどで栽培されているオリーブの実を絞ってとった油がオリーブオイルです。オリーブオイルには科学的処理が全く行われていない絞ってろ過しただけのバージンオリーブオイルと、科学的処理を用いて精製したオリーブオイル、バージンオリーブオイルを混ぜたオリーブオイルがあります。

オリーブオイルは風味も香りも高くいろいろな料理に使えますが、かけて食べるには何も混ぜものがないバージンオリーブオイルがおすすめです。サラダやマリネにかけたり、魚や肉料理、煮物など加熱料理の仕上げの味付けとして使うとよいでしょう。

オリーブオイルの中にはポリフェノールやビタミンEなど抗酸化物質が多く含まれているため、生活習慣病の予防などの健康効果が期待できます。普段の料理にオリーブオイルを使うことによって、冠動脈性心疾患のリスクが下がる可能性があることが指摘されています。

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ゴマ油

ごまの種子を使って作った油がゴマ油です。ゴマ油はゴマを火で煎ってゴマ油ならではの色と香りを出し、圧力をかけることで油をとります。ゴマは油の含有量が非常に高く、油分が45%から55%です。だいたい150gのゴマ油の瓶を1本作るためには、ゴマの量が40から45株、ゴマの種子が300gほど必要です。

サラダ油など食用油は空気や光などを受けると酸化が進んで風味が悪くなってしまいますが、ゴマ油は酸化安定性に優れているため、他の食用油よりも酸化に強く長持ちすることが特徴です。揚げ物のときにも使うことができますが、かける油としては炒め物や煮物が出来上がった後の香り付け、またはサラダのドレッシングに合います。

ゴマ油は悪玉コレステロール値を下げるオレイン酸、抗酸化物質であるゴマリグナンという成分が含まれています。コレステロールが気になる方、または肝機能が弱っている方、抗酸化作用があることからアンチエイジングしたい方によいでしょう。

アマニ油

アマ科の1年草であるアマの種子からとった油がアマニ油です。アマの種子の中には油分が30%から40%含まれています。アマは寒冷地での栽培が適しているため、アマニ油の2分の1から3分の1の量はカナダで生産されています。

アマニ油は大さじ1杯が110kcalありますから、食用油全体から見るとカロリーは高めです。αリノレン酸が多いたいことから酸化に弱く空気に触れると過酸化脂質に変わってしまう油なので、注意が必要です。

アマニ油は50度以上の熱を加えると酸化してしまうためにかけるオイルとして食物にあえて使います。野菜や果物と相性が良いですから、サラダにかけたり温野菜にかけるとおいしいです。スムージーに1杯アマニ油を入れて一緒にミキサーと混ぜるのもよいでしょう。ルパッチョにかけるのも風味が加わっておすすめです。

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アマニ油には豊富な栄養素が含まれています。中でも体内で作ることができず食品からとらなければならない必須脂肪酸のαリノレン酸などは血流を良くしたりコレステロール値を下げたり、またダイエット効果も期待できます。また、アマニ油には食物繊維も含まれていることから、便秘解消にも効果があります。

マカダミアナッツオイル

マカダミアナッツの仁と呼ばれる部分を絞ってとった油がマカダミアナッツオイルです。マカダミアナッツの中には油分が75%含まれており、それを絞って作ったマカダミアナッツオイルはナッツの香りが楽しめるだけでなく健康維持効果も高いことから近年注目を集めています。

マカダミアナッツオイルは酸化に強いオイルです。ナッツ独特の風味を加えることができることから、ジュースや牛乳などの飲み物にかけることが多いです。そのほか、サラダやフルーツ、アイスを食べるときも風味づけとしてマカダミアナッツオイルを加えることがあります。

マカダミアナッツオイルの栄養素の中でもっとも体に良いものがパルミトレイン酸です。インスリンの感受性を高めてくれることから糖尿病予防、血管を強くするため高血圧や脳卒中予防にも効果が期待できます。また、満腹感を高めて食欲を抑えることから、ダイエット効果も期待できるといわれています。

ココナッツオイル

生のココナッツか乾燥のココナッツの果肉から作られたオイルがココナッツオイルです。ココナッツオイルにはココナッツの風味がそのまましっかりと残ったバージンココナッツオイルと精製されたココナッツオイルがあります。

ココナッツオイルは紅茶やホットミルクなど温かい飲み物に入れると、ほのかなココナッツの香りがプラスされてフレーバーティーとして味わうことができます。またココナッツオイルははちみつと一緒にトーストにかけて食べると、はちみつとココナッツ独特の風味が加わっておいしいです。

ココナッツオイルの中に含まれている中鎖脂肪酸は、体の中にたまることなく体の中にたまっている脂肪と一緒に燃焼することから、ダイエット中の方に注目されています。

アルガンオイル

モロッコでしか育たないアルガンツリーの種子からとったオイルがアルガンオイルです。アルガンオイルはスキンケアとしても使われていますが、最近では食用オイルとしても使われるようになりました。淡い黄色をしたアルガンオイルは、ヘーゼルナッツのような香ばしい香りがして、口当たりはよくクセはありません。

アルガンオイルの使い方は、サラダやスープにかけることがおすすめとされています。レモンと混ぜてサラダのドレッシングにするのもよいですし、ヨーグルトやアイスにかけるのもよいでしょう。

アルガンオイルの中に豊富に含まれるオメガ9系脂肪酸は抗酸化作用が高く、アンチエイジング効果や生活習慣病を予防する効果が期待できます。血行を良くする効果のあるサポニンも多く含まれているため、むくみが気になる人にもおすすめです。

カメリナオイル

アマナズナ属のカメリナから低温圧搾してとった油がカメリナオイルです。濃い黄色の油でネギやニラのような香りがして口当たりはまろやかです。

カメリナオイルは加熱して使うこともできますがそのままかけるオイルとして使うことが一番おいしいです。使い方としてはお酢やバルサミコ酢と混ぜてドレッシングを作るとサラダをよりおいしく食べることができますし、冷ややっこや納豆、みそ汁を食べるときに入れるのもおすすめです。

カメリナオイルの中にはオメガ3、6、9がバランスよく含まれています。コレステロールを抑制する効果があることから、コレステロール値が高い方、健康が気になる方におすすめです。

オイルをかけるときの注意点

いくら体に良いオイルでもいくらとってもいいというわけではありません。とりすぎれば体に良くありませんから、目安として一日の油の摂取量は体重(kg)÷2の摂取量(g)と考えましょう。つまり体重が50kgの方であればオイルの一日の摂取量は25gが目安となります。

油は熱や空気、光で化学反応を起こしてし酸化してしまうため保存には注意が必要です。体に良い油だと思って使っていても、酸化された油では逆効果になります。オイルを購入するときは光を遮断してくれる遮光瓶に入っているものを選ぶこと、そして1か月で使い切るぐらいのサイズである100から150ミリリットル瓶のものがおすすめです。

かけるオイルを使い分けて健康と美容を守ろう

かけるオイルにはたくさんの種類があります。それぞれ香りも味も違いますし、使い方や効果も異なります。お好みのものを探して楽しみながら使いましょう。

ヨーグルトやジュースに入れたり、サラダに入れたり… いろいろお試しくださいね。

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