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お年賀は何がいい?時期・マナーからおすすめの品物まで

いつもお世話になっている方に、ご挨拶の意味で贈るお年賀。新年のご挨拶ですから、相手の方に失礼に当たることは避けたいですよね。お年賀とはどんなものなのか、お年賀のマナーや相場、おすすめの品物をご紹介します。

お年賀とは

お年賀は年始あいさつの手土産のことで、お正月のご挨拶に伺うときに、歳神さまを祀っている神棚や仏壇にお供えするものを持参したことが始まりです。お年賀を贈る時期は元旦~松の内(1月7日または15日)基本的に直接持参するものとされています。

お歳暮、寒中見舞いとの違い

冬のご挨拶として贈るものには、お年賀の他に、お歳暮や寒中見舞いがあります。それぞれ意味・由来や贈る時期が決まっているので、正しく使い分けることが大切です。

お歳暮

お歳暮を贈る時期:11月末~12月20日

お歳暮の由来:お正月に先祖の霊をお迎えするために行うお御霊祭りのお供え物にするために贈ったことが始まり。明治30年代に入る頃から、親や親戚以外にお世話になった方に贈るようになりました。以前は12月31日に手渡しで行われていましたが、忙しい時期のため現在は配送が主流です。

寒中見舞い

寒中見舞いを贈る時期:松の内明け~立春

寒中見舞いの由来:豪雪地帯や寒冷地で暮らしている方への挨拶として贈ったことが始まり。現在では年始のご挨拶に伺えなかった場合に寒中見舞いとすることが多いです。

お年賀とお歳暮、両方贈るべき?

年末に贈るお歳暮と年始に贈るお年賀、時期が近いと言っても少し離れていますから両方贈るべきか迷いますよね。お年賀とお歳暮を両方贈るべきかについては地域やお付き合いの深さ、個人の考え方によって意見が別れます。一般的にはどちらかだけでよいとされていますが、迷った場合には両方贈ることをおすすめします。相手の習慣・考え方に合わせることがポイントです。

年始に挨拶に伺う予定がない場合はお年賀は特に必要ではありません。年始にご挨拶に伺う予定があるのなら、お歳暮を贈らずに予算を少し高めにしてお年賀を持参すると言う方法もあります。無理のない範囲で、相手の負担にならない贈り物を心掛けましょう。

お年賀の相場

お年賀の相場は相手との関係性によって異なります。どのぐらいお世話になったかによって金額は変わってきますが、相場の目安は以下のとおりです。

義両親 3,000円前後
親戚 2,000円から3,000円
お世話になった上司や取引先 5,000円
知人や友人 2,000円から3,000円

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おすすめの品物は?

お年賀で喜んでいただけるためには、相手の好み・家族構成などを考慮して品物を選ぶことが重要なポイントです。特におすすめのものを3つご紹介します。

お菓子

親戚やお世話になった上司に持っていくお年賀としてもっとも人気が高いのがお菓子です。お正月には家族が揃っていますから、みんなで食べられるお菓子は特に喜ばれるようです。自分ではあまり買うことがないちょっと高級なブランドのお菓子や地方でしか手に入らない銘菓で、分けやすいように個包装になっているものがおすすめです。

タオルなどの日用品

大人ばかりであまりお菓子を食べない場合、または医師から甘いものを禁じられている方のいるご家庭や家族構成がよくわからない場合にはいくつあっても困ることがないタオルなどの日用品が良いでしょう。

コーヒーや紅茶

甘いものが好きかどうかはわからないし、タオルなどはたくさんあるだろうからあまり喜ばれないかも… そんなときはコーヒーや紅茶もおすすめです。消耗品ですからたくさんもらっても困ることはありませんし、お正月に家族が家にいればみんなで飲めるのでいくつあっても喜ばれます。

お年賀のマナー

お年賀は持参が原則

お年賀は基本的に持参する手土産のことですから、お歳暮のようにデパートなどから配送するのはよくないとされています。贈る時期は三が日、遅くとも松の内までです。ちょうど忙しい時期ですからお年賀を持って行きたくてもちょっと難しいこともあるでしょう。その場合は配送ではなく、少し待って寒中見舞いとして贈るようにしましょう。

正しい贈り方

お年賀にはのし紙をかけるのがマナーです。水引は紅白の5本の蝶結びのものを選びます。

お年賀は直接出向いて渡すものですから、訪問する時間についても注意が必要です。正月4日を過ぎてしまうと仕事始めになる会社も多いです。年が明けたばかりの元日やお昼ご飯の時間帯を避け、2日か3日の13時から15時くらいの間に訪問するのがよいでしょう。

喪中の場合

相手の方が喪中の場合は年賀状を出さないのと同じく、お年賀も控えた方がよいです。喪中の方にお年賀を贈りたいという場合は、あえて松の内を外してお年賀という形でなく寒中見舞いとして贈るのがおすすめです。

自分が喪中の場合には、お年賀を贈らなくても失礼にはあたりません。気になる方は落ち着いてから後日、寒中見舞いを贈りましょう。

お返しは必要?

お年賀をいただいた場合、特にお返しの必要はなく、御礼の言葉でよいとされています。ちょっとした手土産を渡すのもよいでしょう。その場合、表書きは「松の葉」または「御礼」とします。いただいたお年賀よりも高価なものをお返しとして渡すことはかえって失礼にあたってしまいますから、相場としては半返し、つまりいただいたものの半額程度のものを選ぶようにしてください。お子さんが一緒の場合には、お年玉を渡すのもおすすめです。

マナーを守って喜ばれるお年賀を

お正月に最初のご挨拶をするときには、特にマナーに気をつけたいものです。お年賀で喜んでいただくためには、お伺いするタイミングとお品選びが重要なポイント。難しい場合には無理をせず、寒中見舞いを贈るのもひとつの方法です。

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