拡大鏡と老眼鏡の違いは?どちらが良いか徹底検証!
「子供のころから目がいいので、小さいものも良く見える!」「眼鏡をかけているから大丈夫!」そう思っていたら、最近小さいものが見えにくい… そんなお悩みはありませんか?
近くのものが見えにくかったり、小さな文字がぼやけて読みにくいなら、それは老眼のサインです。「老眼なら老眼鏡でしょ?」と思う一方で、石坂浩二さんやジュディ・オングさんがCMで宣伝しているハズキルーペが気になると言う方もいらっしゃるでしょう。
ハズキルーペは老眼鏡ではなく拡大鏡です。でも、拡大鏡と老眼鏡にはどのような違いがあるのでしょうか?拡大鏡と老眼鏡の違いと選び方、使い分ける方法についてまとめました。
そもそも老眼って?
老眼の正式名称は「老視」といいます。人は年齢とともに水晶体がどんどん硬くなっていきます。水晶体にはピント調節の役割がありうまく機能しなくなると、遠くを見た後近くを見るなどのときにピント調節をすることがうまくできなくなってしまうため、小さいものをはっきりと見ることができなくなります。小さなものだけでなく、暗いところに行くと見えづらかったり、目が疲れやすくなったと悩む方も多いです。
老眼の始まる時期はだいたい40代から60代にかけてですが、現在は若い世代でも老眼のような状態に悩まされる方が増えています。若い世代には、一日中スマホを触っている人も少なくありません。長時間スマホを見ていることが原因で現れる症状は「スマホ老眼」と呼ばれています。
老眼になると老眼鏡を使うのが一般的ですが、現在は老眼用のコンタクトレンズも発売されており、老眼鏡に抵抗のある方に人気があります。
拡大鏡と老眼鏡の違い
拡大鏡と老眼鏡はどちらも小さなものを見えやすくするためのものですが、機能や役割が異なるため目的に応じて使い分ける必要があります。
拡大鏡
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拡大鏡は小さな文字や物体を大きくして見るために使います。大きくするだけですのでぼやけたもののピントを合わせるという機能はありません。裁縫をしている、またはネイルをするなど、細かい作業をするときは拡大鏡を使うと便利です。拡大鏡は特に高齢になると使うというものではなく、その人にとって必要であれば年齢を問いません。
老眼鏡
これまでは普通に見えていたはずのものが年齢とともにぼやけてしまって見づらなくなってしまったという方に使ってほしいのが老眼鏡です。目には本来ピントを調節するという機能が備わっているのですが、年齢とともにその機能は弱くなってしまうために、うまく調節することができなくなります。けれどここで老眼鏡を用いればピントをあわせることができますから、ぼやけたものもくっきり見ることができます。
拡大鏡と老眼鏡、合うのはどっち?
拡大鏡と老眼鏡にはそれぞれ長所と短所があります。
拡大鏡を使えばたしかに小さいものを大きくしてみることはできますが、老眼の方のピントのずれた状態は変わりません。そのため、いくら拡大鏡を使って文字や物を大きくしてみたとしても、老眼の方はぼやけた状態のままですから、依然として物は良く見えないままです。
老眼鏡を使えばぼやけてよく見えなかったものをはっきりと見ることができるようになります。そうすれば読むことができなかった小さな文字も読むことができるようになりますし、細かいものも見ることができます。けれど、老眼鏡を使っても小さいものは相変わらず小さくしか見えませんから、ただ大きくはっきりと見たいだけだという方には不満が残ります。
40代から60代の老眼の時期を迎えたらもちろんはっきり見えるようにしたいですが、それだけでは目が疲れてしまうので細かいものは大きく見やすい状態で見たいですよね。そんなときは、老眼鏡と拡大鏡を併用してみましょう。小さなものが大きくなってしかもはっきり見えるので、眼精疲労解消の効果は抜群ですよ。
拡大鏡と老眼鏡の両方があれば細かい作業も大丈夫!
お裁縫が好きな方は老眼になると針に糸を通すのも一苦労ですよね。細かい作業は目が疲れてしまうと言う方も少なくないでしょう。そんなときこそ、拡大鏡の出番です。拡大鏡があれば細かいものも大きくしてみることができますから、細かい裁縫も、そして小さな文字の本を読むのも辛くなくなります。
若い世代に増加しているスマホ老眼の場合も、我慢や無理は禁物です。拡大鏡や老眼鏡の力を借りて、早めの対策を心がけてくださいね。