湯あたりとは?原因・対処法からのぼせ・湯疲れとの違いまで

家のお風呂も気持ち良いですが、温泉は格別。特に寒い季節は出たくなくて、いつまでも入っていたくなりますね。けれどあまり長く入りすぎると、湯あたりしてしまって気持ちよかったはずが頭が痛くなったり、めまいがしたり… そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

リラックスしたくて温泉に来たのに、気分が悪くなってしまっては、意味がありません。湯あたりしないための予防法からなってしまったときの対処法まで、湯あたりについてまとめました。

湯あたりとは

湯あたりの主な症状

  • 頭痛
  • めまい
  • 発熱
  • 寒気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢
  • 倦怠感
  • 体がだるい

湯あたりにはさまざまな症状があります。体を温めているはずなのに寒気がして熱が出ることもあるため「湯冷めで風邪を引いたのでは?」と勘違いしてしまう方もいるようです。何度も温泉に入ったあと、寒気がして熱が出たという場合には、湯あたりを疑いましょう。

湯あたりしやすい泉質

湯あたりは家庭のお風呂ではみられない、温泉に入ったとき特有の症状です。温泉の泉質はところによりさまざまですが、温泉成分が体に合わないと湯あたりしやすいと言われています。

温泉の中には湯あたりしやすい泉質と湯あたりしにくい泉質があり、湯あたりしやすい泉質は「硫黄泉」「酸性泉」そして「放射能泉」などです。一方、「単純温泉」は湯あたりしにくいということがわかっています。「硫黄泉」「酸性泉」そして「放射能泉」の場合は、注意したほうが良いでしょう。

湯あたりの原因

湯あたりには大きく分けて2つの原因が考えられます。一つは温泉成分が体に合わない場合です。湯あたりした場合には、その泉質が体に合わない可能性があります。温泉に行くときは、泉質をチェックするのもよい方法です。

もう一つの原因は、好転反応です。温泉の成分は体の状態を良くしてくれます。ですから温泉療法があるわけですが、治癒の過程で好転反応として湯あたりが起こる場合があります。好転反応で湯あたりが出た場合は、体に合わないというわけではなく、温泉成分の効果で一時的に湯あたりの症状が出ているのです。好転反応が出ている場合には、症状が落ち着くまで温泉に入るのは控えましょう。症状が落ち着いたら、また温泉に入っても構いません。

のぼせ、湯疲れとの違い

お風呂に入って体の調子が悪くなるのは湯あたりだけではありません。のぼせ、湯疲れとの違いについて見て行きましょう。

のぼせと湯あたりの違い

温泉やお風呂に長い間つかったとき「のぼせ」ることがあります。「のぼせ」の原因は、お風呂に長くつかっていたために血圧が急激に上がったことにあります。「のぼせ」の症状は、立ちくらみ、めまい、吐き気、嘔吐、頭痛、動悸、寒気などです。

症状は湯あたりとよく似ていますが「のぼせ」は温泉に入った後すぐに起こります「湯あたり」は温泉に入り始めて2、3日たってから現れる症状です。ですから、温泉に入ってすぐに症状が出た、または普通の風呂に長風呂したときに症状が出た場合は、「湯あたり」ではなくて「のぼせ」の可能性が高くなります。

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湯疲れと湯あたりの違い

疲れを取ろうと思って温泉に入る方は多いでしょう。しかし、あまり温泉に慣れていない人が長湯をしてしまったり、「せっかくだから」「もったいない」と一日に何度も入浴して起こるのが湯疲れです。湯疲れの症状には、倦怠感、疲労感、体調不良などがあります。

湯疲れが現れるのは温泉に入って1、2日たった後です。湯あたりが出るのは温泉に入り始めてから2、3日ですから、症状が出るまでにはもう1日かかります。もし1泊2日の温泉旅行で2日目に症状が出た場合は、湯あたりではなくて湯疲れを疑ってください。

湯あたりしたときの対処法

湯あたりしてしまった、周りの人が湯あたりしているーそんなとき慌てないよう対処法を押さえておきましょう。

温泉に入っていて気分が悪くなったとき

まずはゆっくりと温泉から出て体のほてりが覚めるまで脱衣所などの涼しいところで体を休ませます。休むときは椅子に座る、または横になったほうが負担がなく楽です。立ちくらみでふらふらすると転んで怪我をしてしまうこともあるので無理に動いてはいけません。動けるように気分が落ち着くまでは、その場で安静にしていてください。また、湯あたりしているときは脱水症状を起こしやすいですから、こまめな水分補給を心がけましょう。

体がのぼせているので、寒気がある場合も体を冷やすことで落ち着かせることができます。だからといって水風呂に急に入るのは体に良くありません。血管が集まっている首筋や手足を冷やして、体全体をゆっくり冷ましていくのがポイントです。

周りにいた人が急に湯あたりで倒れてしまったとき

もしその人に意識がないならば、喉の部分をまっすぐにして気道を確保してあげてください。嘔吐していたら、嘔吐したものが喉につまらないよううつぶせにします。

湯あたりの症状が落ち着いて体調がもとに戻ってきたら、部屋に戻って体を休ませます。症状が落ち着いても、その日は温泉に入らないようにして、次の日に体調が戻るまで待ちましょう。

湯あたりの予防法

急に温泉に入ると、体温が上がったり血圧が上がって湯あたりする危険があります。しっかりかけ湯をしてから少しずつ体温をならしていくことが大切です。最初は心臓から一番遠い足浴から始めてお腹まで、そして全身と時間を掛けることで湯あたりを予防することができます。

露天風呂は外との気温差でお湯の温度がわかりにくいため、つい長く入ってしまうことも多いものです。いくら気持ち良いと思っても長時間つからないことも予防に繋がります。体がほてってしまわないようにこまめにほてりは冷やして休憩を取り、体温より高いお湯に入るときは短時間で出るようにしましょう。

湯あたりを防ぐためには水分補給も大切です。ビタミンが足りないと湯あたりが起こりやすくなります。温泉入浴前に一杯ぐらいのオレンジジュースを飲んでおくことも湯あたり予防に効果的です。

湯あたりしないように気をつけて!

温泉は体によく、気持ちのよいものですが、入りすぎて湯あたりを起こしてしまう人が多いことも事実です。気をつけていても湯あたりしてしまうこともあります。もし湯あたりしてしまったかも?と思ったら、決して慌てないで。まずはゆっくりお湯から出て、安静に体を休ませましょう。好転反応の場合でも、その日は温泉をお休みして体を休ませてくださいね。


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