伊達巻の意味・由来!おせちに入れる理由と簡単レシピもご紹介

おせち料理にはさまざまな料理が入っていますが、伊達巻は好みがわかれる料理のひとつです。中には「うちのおせちには入ってないよ?」と言う方もいらっしゃるかもしれません。

伊達巻にはどんな意味があってどうしておせちの中に入れるようになったのでしょうか。意味・由来やおせちに入れる理由、簡単な作り方まで、伊達巻についてまとめました。

伊達巻とは

伊達巻とは卵に魚のすり身を加えて焼いたもので、おせち料理の定番です。伊達巻卵と呼ばれることもあります。伊達巻は栗きんとんや昆布巻き、紅白かまぼこなどと同じ口取りの一つで、お重箱に詰めた場合、三段のお重箱なら1段目、四段または五段のお重箱なら2段目に詰められていることが多いです。

伊達巻は白身魚やエビのすり身に卵黄を加え、砂糖やみりんで味をつけて卵焼き器などで焼き上げます。焼きあがったら、巻きすや鬼すだれなどを使って渦巻き状に巻いて形を整えたらできあがりです。

伊達巻の意味・由来

伊達巻という名前の由来については諸説あります。

1つ目の説は派手な卵焼きという意味から来たというものです。伊達巻の「伊達」には「おしゃれ」または「人目を惹く」という意味があります。たしかに、おせち料理の中にあって、伊達巻は鮮やかな黄色をしていますから、ぱっと人目を惹きますよね。おしゃれな若者のことを昔は「伊達者」と呼んでいました。その伊達者の着ていた着物の柄と形が伊達巻に似ているのでその名前が付いたとも言われています。

2つ目の説は伊達政宗から来たというものです。戦国武将として名高い伊達政宗は魚のすり身と卵を使って作る平玉子焼きが好きでした。この平玉子焼きが伊達焼と呼ばれるようになり、伊達焼がすだれで巻かれていたために、そのうち伊達巻と呼ばれるようになったと言われています。

3つ目の説は着物の帯に似ているというものです。気崩れを防ぐために帯の下にしめる伊達巻、この伊達巻と卵で作った伊達巻は形が似ており、着物の伊達巻を巻くときと卵の伊達巻を巻くときの動作が似ている、そういった点から伊達巻という名がつけられたといいます。

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伊達巻をおせちに入れる理由

他のおせち料理と同じく、伊達巻にも大事な意味が込められています。それが、知性、華やかさ、子孫繁栄です。

巻物のような形をしており、学業成就の願いが込められていることから知性、華やかでおしゃれだという伊達という言葉から華やかさ、そして卵を使って作ることから、卵=子供と考えられて子孫繁栄、この3つの意味があることから、伊達巻をおせちに入れるようになったと言われています。

関東と関西の違い

関東と関西では食べ物の好みがいろいろ異なりますが、伊達巻も関東と関西では違いがあります。関東の人は甘い卵焼きである伊達巻を好きな人は多いですが、関西では伊達巻の甘みを苦手にしている人も少なくありません。

ですから関東の伊達巻と関西の伊達巻を比べてみますと、関西の伊達巻は甘さを控えめにしたりするようです。また、関西では、伊達巻ではなく形が似ているだし巻き卵を伊達巻の代わりに入れる家庭も多いと聞きます。

伊達巻の作り方

伊達巻は自分で作るのは難しいのではないか、と思われがちですが、すり身のかわりにはんぺんを使うとご家庭のフライパンで簡単に作ることが出来ます。

伊達巻づくりに必要な材料は、はんぺん、卵、そして味付けにみりん、しょうゆ、砂糖です。

作り方

  1. はんぺんと卵、みりん、しょうゆ、砂糖、だしの素を入れてブレンダーまたはミキサーで攪拌します。
  2. フライパンに油を薄く塗り、中火で熱してから濡れ布巾にのせ、粗熱を取ってから、1で作った液を流し込んでふたをして弱火で表面が乾くまで蒸し焼きし、ふたをしたまま火を止めて蒸らします。
  3. 焼き色を見ながら弱火で焼き色がつくまで焼き、巻きすにのせたらきつめに巻いて粗熱を1時間ほど取ってから冷蔵庫で1時間ほど冷やして出来上がりです。

伊達巻の盛り付け

伊達巻を切ると、断面がうず巻きになっていますよね。盛り付けるとき、この渦巻きは右巻き、左巻きのどちらがよいのでしょうか。

実は、伊達巻の盛り付けは「右巻きがよし」とされています。右巻きは昔からエネルギーを得る縁起が良い向きだとされており、左巻きにしてしまうと、その反対でエネルギーが抜けるという意味になってしまうためです。盛り付けるときは、渦巻きの向きにもご注意くださいね。

お正月には伊達巻を食べて一年の幸せを願おう

伊達巻は見た目が豪華でおいしいだけでなく、学業成就や子孫繁栄の願いが込められています。奮発して有名なお店を買うのもいいですし、手作りの味を楽しむのもよいものです。お正月には伊達巻を食べて、家族の幸せを願いましょう。


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